内容説明
北アイルランドはどこへ向かうのか?1994年の停戦、98年のベルファスト合意、そしてブレグジットの今日まで、北アイルランドの人びとの平穏な暮らし、暮らしのなかの紛争をミューラルの変遷をとおして追い続け、活写した著者による集大成。
目次
3,638
二つの部族
女王のダブリン訪問
インターフェイス
ナショナリズムとユニオニズム
プロテスタントとカトリック
ユニオン・ジャック
アイルランド三色旗
「もう一度国家に」
アルスターの誓約書〔ほか〕
著者等紹介
佐藤亨[サトウトオル]
1958年、一関市に生まれる。青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、青山学院大学経営学部教授。アルスター大学客員教授(2011年度)。日本アイルランド協会会長(2018年度より)。専攻、アイルランド研究、現代詩研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
1
ふむ2023/11/19
林克也
1
今は亡きドローレス・オーリダンの金粉のゾンビのPVとその歌詞、はじめて見てからもう30年近くになるが、そのときの衝撃は未だに忘れない。で、この本を手に取ってパッと開いたのがそのページ。 それから1972年の血の日曜日事件。中学生の時、(1972年だから中一だ)ジョンレノンが「アイルランドに平和を」と歌っていたのを聴いたことを思い出した。 2022/03/08
kaz
0
タイトルからも想像できるが、決して北アイルランドののどかな風景を紹介するものではない。日本でほぼ平和に暮らしている身からすれば、このような緊張感のある街の雰囲気はなかなかイメージがつかめない。図書館の内容紹介は『1994年の停戦、98年のベルファスト合意、そしてブレグジット…。北アイルランドの人びとの平穏な暮らし、暮らしのなかの紛争を、ミューラル(壁絵)の変遷をとおして追い続けた著者が活写する。カラー写真も多数収録』。 2021/06/27
渓流
0
北アイルランドの概観を掴むにはもってこい。観光ガイドのちょっとばかり上を行く程度の知識ではあるが。2021/05/16