出版社内容情報
戦国時代の幕開けは、関東から始まった。戦国時代のだいご味は、戦国大名が勢力範囲を広げて成長してゆく中で、ライバルたちと繰り広げる「戦いの様相」にある。最終的に戦国の覇者となったのは信長・秀吉・家康だが、天下統一に至るまでには、さまざまな「可能性」があった。その可能性を、地域ごとにリアルに追体験できるのがこのシリーズ。「享徳の乱」→「応仁の乱」に始まる戦国時代。「関東の覇者」を目指して北条氏、上杉氏、佐竹氏、長尾氏、里見氏、宇都宮氏……「群雄」がしのぎを削り、天下人・秀吉の「関東攻め」でエンディングを迎える「150年の物語」が動き出す。物語の軸となるのは、「〇〇の乱」「〇〇合戦」といった戦国合戦。戦国時代の最新の研究を盛り込みつつ、関東の戦国時代を物語として「一気読み」できる本。
目次
第1部 足利氏と上杉氏の時代―享徳三年(一四五四)~永正二年(一五〇五)(公方方と上杉方、戦いの始まり;公方方と上杉方、対陣の長期化 ほか)
第2部 台頭する北条氏と足利・上杉との角逐―永正三年(一五〇六)~永禄二年(一五五九)(古河公方家・山内上杉家の内部紛争;伊勢宗瑞・北条氏綱の勢力拡張 ほか)
第3部 北条氏と諸勢力との軋轢―永禄三年(一五六〇)~天正六年(一五七八)(越後軍の関東侵攻;北条と里見の戦い ほか)
第4部 北条領国の解体と関東戦国の終焉―天正六年(一五七八)~慶長七年(一六〇二)(北条と武田の領国拡大;天正十年の激動 ほか)
著者等紹介
山田邦明[ヤマダクニアキ]
1957年新潟県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学/東京大学)。日本中世史専攻。愛知大学教授。室町・戦国時代を主な研究フィールドとし、当時の史料から社会の仕組みや人々の動きを読み解いてゆく(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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