内容説明
日本史を動かした偉人と病の物語。
目次
第1章 祈祷と疫病の泥仕合 古代~平安時代(反社会性パーソナリティ障害の疑いあり―ヤマトタケル;女王就任後、解離性同一障害の症状はさらに悪化―卑弥呼 ほか)
第2章 武士も勝てない感染症 鎌倉~南北朝時代(頭部を痛打して硬膜下血腫に―源頼朝;高血圧の疑い、死因は脳梗塞か心筋梗塞―北条政子 ほか)
第3章 武将を襲う新しい病 戦国時代(残虐性の正体はADHDとパーソナリティ障害―織田信長;死因は胃がんか、甲府に生息した寄生虫か―武田信玄 ほか)
第4章 短命多き徳川将軍家 江戸時代(臨終間際に顕著ながんの末期症状が現れる―徳川家康;徳川2代将軍の死因は、サナダムシの寄生―徳川秀忠 ほか)
第5章 ストレス時代到来!幕末~明治時代(徳川歴代将軍随一の長寿に恵まれる―徳川慶喜;ADHDにアルコール依存症、精神面に問題が―坂本龍馬 ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
昭和35(1960)年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒、精神科医。和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あられ
2
結構激動の人生を歩んだ人たちなのに、そこそこ生きしているんだと驚いた。暗殺や、切腹も、きちんと死因を特定していて笑えた!2018/03/20
おおきなかぶ
1
軽く読めました。著者が精神科医の為か、精神科疾患の診断が多くつけられていました。680円+税の定価は妥当でしょう。2017/12/17
momo
0
歴史上の人物の死因や生前の性質を書いた本。多分とかもしかしたら、という記述も多いので、信憑性という点では定かじゃないけれど、娯楽としては楽しかったです。印象的だったのは浅野内匠頭で、彼が妄想性障害ゆえ吉良上野介に斬りかかったというもの。今も昔も感染症は怖く、嘔吐や下痢は辛い。2019/12/24