内容説明
やり手のスーパー公務員として名を馳せる東京都庁の職員・浅井栄治。彼は消滅寸前の限界集落を再生させようと決意し、東京都星河市神楽村にやってきた。「役人は役に立ってこそ“役人”である!」という信念のもと、奇抜なアイディアと飛び抜けた行動力で、ことなかれ主義の市役所の面々や、高齢化で復興を諦めている村人たちの心を動かしていく―。痛快エンターテインメントを完全小説化!
著者等紹介
仁志光佑[ニシコウスケ]
手がけた脚本に、「鍵のかかった部屋」(2012)(TV)、「ガリレオ(第2期)」(2013)(TV)などがある
佐野晶[サノアキラ]
東京都生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て、フリーのライターとして映画関係の著作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さくさく
15
結局見なかったドラマだったけど内容が気になってノベライズ版を読了。限界集落再興のために神楽村にやってきたスーパー公務員・浅井のナポレオンのような姿を描いた作品。ローマ法王にお米を食べてもらい一気に脚光を浴びた実話やら小さい村だからこそできるレストランやテーマパークの建設など「役人」らしくないアイデアが面白い。予算もなければ事業もできないと諦めるのではなく、逆に安上がりで全住民参加型のイベントができると考える。浅井のような役人が増えていけば地方創生も拍車がかかりそう。2019/02/13
halloween.knight
3
人の役に立つ、こんな役人ばかりならねぇ2015/10/15
miso
2
人の役に立ってこそ役人。というセリフ好きだ。岩田と息子のエピソードに思わず涙か出た。最後の最後で市長を助ける職員達の人の良さ。希望が持てる仕事小説です。2016/05/08
Koji Harasawa
2
テレビドラマは全く観なかったが、地方創生とかまちづくりとか、問題意識とかっちりハマるテーマなので読んでみた。脚本らしいストーリーであったけれど、「人が変わらないと環境は変わらない」という視点は共感できた。2015/12/15
Miki Shimizu
2
なんか、好きな限界集落シリーズやなー。スーパー公務員が限界集落を村起こしする話。暑苦しい面倒くさそうな人やけど、みんな気がついたら巻き込まれてる感じ。悪者市長との対決もよかったな。2015/09/28