内容説明
ニッポンの次世代をになう超巨大な市場が登場した!新消費者『女子力男子』の思考を徹底調査!
目次
序論 「男子は女子より元気がない」説は本当か
第1章 違和感だらけ?女子力男子の実態
第2章 「若者の消費離れ」、読み解くカギは女子力男子にあり
第3章 女子力男子はなぜ急増したのか
第4章 日本で世界で男子の女子化はとまらない
第5章 リアル女子力男子81人大解剖
第6章 女子力男子に響く新商品・サービスのアイデアの芽
特別収録 リアルな思考丸わかり!女子力男子座談会
著者等紹介
原田曜平[ハラダヨウヘイ]
1977年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、(株)博報堂に入社。ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所、研究開発局を経て、現在、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。多摩大学非常勤講師。2003年、JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。専門は若者研究で、日本およびアジア各国で若者へのマーケティングや若者向け商品開発を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miyoshi Hirotaka
40
縦軸と横軸で四象限を作って現象を類型化するのは、マーケティングや経営戦略でよく用いられるツールだ。レッテルを貼って単純化するのは状況の把握には都合がいいが、「類型化の罠」がある。それは、仮説が独り歩きし、いつの間にかファンタジー化すること。女子力を高めた男子が増えれば、エステ、化粧、アパレルの新市場が創出されるというのは夢物語。これから望まれるのは男女の競争ではなく協働。「厨房に入るべからざる」のような男女峻別の時代は去った。レッテルを貼って妄想に遊ぶよりは、新しい時代の合理的な役割分担を考えた方がいい。2016/02/23
麦焼酎(ミユキ)
25
図書館で気になっていてやっと借りた。女子力が高いとか低いとか、じゃぁそもそも女子本来の能力に低い高いってどこをどうみて決まってくるの?なんて、考えだしたらきりがないので、そこは端折って(笑)、こんな男子も都会には生息してるのね。男らしくとか女らしくとか極端に線引きすることは私も嫌い(そもそも私が女らしくない)だけど、性別による向き不向きってあるもんだと思う。その枠を飛び越えて活躍される方は「能力の差」になってくるんだと思う。「女子力」を生業にすることは難しいかもしれないが、ま好きだの嫌いだのは自由ですな。2016/04/25
おかむら
25
巷では女子力の高い男子が増えてるそうでして。いやだなあ「化粧ポーチ男子」や「キラキラツイート男子」だってさ。まあこれ博報堂の若者マーケの人が書いてるから、首都圏の発信力高めのごく一部の男子だけだろうなー。地方まで浸透するのはずっーと先だろなー。ヤンキー多いから浸透せんだろな。なにかと女子力がもてはやされる昨今の風潮は大変そうだよなー当の女子のみなさんも。スイーツが苦手な女子は生きづらいのか?←私(ケーキよりポテチの方が好き。塩と脂ラブ)2015/03/18
melon
18
男子力女子も是非書いていただきたい。2015/06/07
RYOyan
15
そもそも女子力とは何かを突き詰めて考えると差別的な捉え方となってしまうことに気がつく。衣食住のこだわりに性差が無くなってきたとも言えるのかな。良い流れだと思うし、世間が反応してる以上にこの流れは進んでるように感じる。自由にならなくてはいけないのは男子も女子も同じ。むしろ子をつけて男と女が語られてることの方に興味がある。2016/11/20