Dis+cover science<br> 宇宙太陽光発電所―新太陽光エネルギー社会と宇宙生存学が明日をつくる

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Dis+cover science
宇宙太陽光発電所―新太陽光エネルギー社会と宇宙生存学が明日をつくる

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784799310168

内容説明

もうこれ以上、原発だけに頼ることはできない。もはや地球レベルの問題になりつつあるエネルギー不足の問題は、宇宙太陽光発電所の建設が有望な解決方法である。そして日本は、今こそ世界をリードすべきなのだ。長年、国内外の多くのプロジェクトを導いてきた第一人者が、その可能性と希望にあふれる未来について語る。

目次

第1章 どうなる?現代文明(人口;生存物資;エネルギー;豊かな社会と地球の破産とのジレンマ;病める地球の治療法とは?)
第2章 わが国の宇宙開発の現状(宇宙フロンティアの拡大までの歴史;世界の宇宙開発の足跡;私の宇宙科学研究の一端;宇宙太陽光発電所(SPS)とマイクロ波送電技術への私の歩み
宇宙科学の目的は何か
地球閉鎖系文明から宇宙開放系文明へ)
第3章 宇宙太陽光発電所(SPS)構想とは―「病める現代文明」救済の国家戦略(日本よ、決断せよ―エネルギー小国から宇宙エネルギー大国へ;宇宙太陽光発電所(SPS)とは
マイクロ波エネルギー伝送技術とは
その先の宇宙立国へ舵を切れ)

著者等紹介

松本紘[マツモトヒロシ]
1942年、奈良県生まれ。工学博士。専門は、宇宙電波工学・宇宙プラズマ物理学・宇宙エネルギー工学。1965年、京都大学電子工学科卒業。工学部助教授、生存圏研究所長、理事・副学長などを経て、2008年10月より京都大学総長。SGEPSS学会会長、国際電波科学連合(URSI)会長、内閣府関係の委員などを歴任。ガガーリンメダル(ロシア)、紫綬褒章、Booker Gold Medal(USA)など、国内外の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モモのすけ

4
このままだと日本はだめになる。その処方箋のひとつ。キーワードは『サバイバビリティ』と『宇宙太陽光発電所』と『マイクロ波エネルギー伝送技術』。「日本は、エネルギー小国という自らの弱点を理解し、宇宙立国となることで、その存続を図るべき」今ならまだ間に合う。2012/07/11

kochanosuke

4
第1章は宇宙工学の専門家としてではなく、京大総長としての強いメッセージとして読みました。これからの人類の進路、日本が果たす役割、科学技術は何を解決しないといけないか。2011/09/17

gokaamo

4
副題 「新太陽光エネルギー社会と宇宙生存学が明日をつくる」 人口問題やエネルギー問題の帰結として人類がいつまでも地球だけで生きていくのは困難だというのが、今般の原発事故以前からの氏の一貫した主張。本書では、マイクロ波送電方式による宇宙太陽光発電の可能性が一般にも分かりやすく解説されている。宇宙立国推進派必読の一冊。2011/08/21

kaka

3
著者は京都大学総長。 大学生の長男に薦められて読みました。 読む前は宇宙太陽光発電所なんて夢のような話だと思ったけど、現実に計画が進められているのですね。 このままでは日本も地球も危ない事がよくわかったし、宇宙立国の四文字に鳥肌。 こういう事がもっとメディアに出てくれればいいのに。素人にもわかりやすく書かれています。2013/06/14

Kentaro

2
ダイジェスト版からの要約 人類が生き残り、現在の繁栄を失わない手段として、宇宙先進国と協調して、宇宙太陽光発電所(SPS)を建設し、その技術を足掛かりに宇宙への進出が著者の持論だ。1968年に米国のピーターグレーザーが提案したSPSは宇宙空間で超大型の太陽電池パネルを広げ、太陽光発電で得られる直流電力をマイクロ波に変換して、送電アンテナから地球や宇宙都市の受電所に設置されるアンテナに伝送し、再び直流電力に戻す方式の発電所だ。マイクロ波は普通、宇宙プラズマを素通りしますが、エネルギー損失は1%以下となる。2018/06/11

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