内容説明
移民や先住民など多様な国民が入り混じった多文化国家であるオーストラリアとニュージーランドでは、グローバル化の進行に伴い、国際的な学力競争および国内の多様性の双方に対応するためのさまざまな教育改革が試行錯誤されてきた。そして、そうした試みは今なお継続している―。前版が刊行された2014年以降の展開もふまえ、両国の社会・文化的特質とそこで行われてきた教育改革の現状を明らかにした最新版!
目次
第1部 オーストラリアの教育(社会と学校教育;カリキュラムと教育評価;学校教育における多文化・多言語教育とマイノリティ;労働市場と第三段階教育;教育現場の日常―学校;教育現場の日常―大学)
第2部 ニュージーランドの教育(社会と学校教育;カリキュラムと学力;マイノリティと教育;教育と労働の接続と教育の質保証―高等教育制度;学校経営とリーダーシップ―オーストラリアとニュージーランドの優れた校長)
著者等紹介
青木麻衣子[アオキマイコ]
北海道大学高等教育推進機構准教授。2006年3月、北海道大学大学院国際広報メディア研究科満期単位修得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2009年4月より北海道大学留学生センター講師、2018年8月より現職。博士(国際広報メディア)
佐藤博志[サトウヒロシ]
筑波大学人間系教育学域准教授。1998年3月、筑波大学大学院博士課程教育学研究科教育基礎学専攻単位取得退学。以後、岡山大学准教授等を経て、2010年4月から現職。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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