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内容説明
実尋市の学生寮で神様たちに囲まれた騒がしい日常を送る天人。そんなある日、アンジェとレーナと名乗る二人組の魔術師が、街に流出した魔術書の回収を依頼しに寮にやって来た。二人を手伝う中、亜夜花と梨玖からコウタの様子がおかしいことを告げられた天人は、独自の調査を開始!兄リョウタと父親の死にまつわる“隠された過去”に迫るが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
28
幼いころに両親を亡くしたコウタとその兄がメインの物語でした。コウタが兄にある疑いを持ち、徐々に人間不信に陥っていく家庭は、読んでいて苦しかったです。最後にも衝撃の事実が明かされ、驚きました。2013/01/10
カインズ
10
【味のある主人公】独占欲丸出しの冥界神様が可愛い一冊。途中までは、ずいぶんと読んでいて気分が悪くなってくるような話だと思っていたのだけれど、最後に様々な転換がたたみかけてくる。登場人物の心情描写も丁寧である。今巻では、神と人間の考え方の違いはもちろんのこと、神だからこそ出来ないことを示した点がとても素晴らしかった。コウタが天人の料理を外食より優しい味と感じていたところ、天人の人間性を感じさせる。しっかし、コウタのオチは、分からなかったなぁ。2011/09/11
うにゅー
6
こういうの好きですよぉ〜、カタカナやられました……。 なにか物足りなさはあるけど、満足はできる。主人公だからこそ、みたいな感じも好きです。 相変わらずウルリカ可愛いなっ2011/09/08
水無月冬弥
6
すえばしけん先生(@suebashi)の作品。まさかコウタくんの正体が○○だったとは。今回は捻りがあんまりないぶん、テーマがわかりやすくてよかったなあ、と思います。しかし、思ったより亜夜花が出ていなかったなあ。そしてさりげなく梨玖が正妻ポジションにいるような……。2011/09/03
アツシ@疾風(仮)
5
終盤の真相解明が少しだるかったし,シリアス中心でコメディとシリアスのバランスがあまり良くない気がするんだけど,概ね面白かった。しかし,コウタの性別については驚いたな。『コウタ』確かにカタカナだと男だと思うわ,普通。終盤のコウタは普通に可愛かったです。一方,リョウタは1巻の時から気に入らなかったけど,3巻を読んでますます嫌いになりました。今回はコウタ回で,実際コウタも可愛かったわけだが,亜夜花のデレもとてつもない破壊力。もっと出番が欲しい。また亜夜花回を書いてほしいな。2011/09/14