内容説明
本書に登場する人々―スティーブ・ジョブズ、ジョン・ワーノック、ジョン・スカリー、ビル・ゲイツ、ジョン・ドーア、ビル・ジョイ、ゴードン・ムーア、アンディ・グローブ、マーク・アンドリーセン、ジェフ・ベゾスほか多数。
著者等紹介
メネズ,ダグ[メネズ,ダグ] [Menuez,Doug]
1981年の『ワシントンポスト』紙でのキャリアを皮切りに、『タイム』『ニューズウィーク』『ライフ』『フォーチュン』『ニューヨークタイムズマガジン』などの媒体で、フリーランスのドキュメンタリー写真家として30年以上の多様なキャリアを積む。現在はニューヨークを拠点に活動
山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで広範な分野での翻訳、執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuka M
16
デジタル革命を起こしたシリコンバレーの生の姿をモノクロの写真に納めた。Next,Adobe,Apple,Microsoft,Autodesk,Intel等の多彩な企業。世界を変えたパワーを感じられる。お気に入りは、Nextチームへのプレゼン最中の一枚。スティーブが「なあみんな、これかクリスマスみで夜も週末も働こうぜ、そしたら一週間休みを取るんだ」部屋の奥にいたエンジニアの一人が弱々しく答えた。「あのー、スティーブ、ぼくたちいまでもすでに、夜も週末も働いているんだけど」世界を変えるために90時間労働。2015/04/02
ふう
13
有名無名問わずシリコンバレーの人々を25年に渡り撮り続けた写真集。写真だけでなくその解説も○。モノクロが時代を越えたドラマチックさを引き立てる。これがカラーだと時代を感じすぎて郷愁が先に立ってしまいそうだから。なぜかジョブズに魅力を感じない私には無名の人々の何気ない感情を切り取った写真の方が印象深かった。読後、平家物語を思い出した。”ひとへに風の前の塵に同じ”。そしてまたきらきらギラギラした塵が積り、また風が吹くのだろうと。2019/08/02
らっそ
7
狂気を感じた 気になった箇所:でもその後私は、ハチミツのほうがたくさんハエを捕まえられることを学んだんだよ2017/08/11
の
3
1985年~2000年のシリコンバレーでのデジタル革命の現場を捉えたフォトドキュメンタリー。ジョブズやゲイツといったイノベーティブなアイデアを持つ「天才」の成功の裏には、実験室で発狂するエンジニアや徹夜でノイローゼになるプログラマ、言い合い取っ組み合いになるチームなど、フラストレーションの押し付け合いが頻発していた。それらを和らげるため、適度な運動やジョーク、育児やペットを職場に持ち込むと「人間らしい」感情が取り戻される。現場で働いて機械を作っているのは人間なのだ。2014/10/27
ふんじー
2
読むとやる気が湧いてくる。白黒写真ってやっぱ格好いいな。2014/11/20