出版社内容情報
人間の言葉をコンピュータに理解させ、利用する「自然言語処理」の、技術的、ビジネス的基礎知識をコンパクトに図解した一冊です
Webやクラウド上の膨大な文字情報の中から、「意味のある」情報だけを取り出して活用したい、文脈を読んで最適な文章を自動的に作成して欲しい…
そんな夢のような技術がすでに一歩ずつ現実のものとなろうとしています。
ハードウェア&ソフトウェアの高度化、高速化に伴い「自然言語処理」と呼ばれる「人間の言葉をコンピュータに理解させ、活用させる、結果を返させる」テクノロジーが実用化のレベルまで到達しつつあるのです。
本書は、この未来に不可欠となるに違いない自然言語処理の、技術的、ビジネス的基礎知識をくまなくコンパクトに図解した一冊です。
著者陣もそれぞれの分野の第一線で活躍するエキスパート揃い!
世界を大きく変えるであろうテクノロジーに一歩近付いてみませんか?
自然言語処理の概要
自然言語処理の基礎知識
日本語入力と自然言語処理
機械翻訳
情報検索
Webと自然言語処理
自然言語処理のこれから
内容説明
全体像を掴み、仕事に活かす!日本語入力や音声認識、検索・Q&Aサービス、機械学習・機械翻訳など、重要トピックと、「基礎」「将来」がよくわかる。
目次
1章 自然言語処理の概要
2章 自然言語処理の基礎知識
3章 日本語入力と自然言語処理
4章 機械翻訳
5章 情報検索
6章 Webと自然言語処理
7章 自然言語処理のこれから
著者等紹介
小町守[コマチマモル] [Neubig,Graham]
2005年東京大学教養学部科学史科学哲学分科卒業。国立国語研究所でプログラミングのアルバイトをしたことがきっかけで自然言語処理に興味を持つ。2010年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。Microsoft Research、Appleなどでウェブ検索・日本語入力などの研究開発に携わる。2013年より首都大学東京システムデザイン学部准教授。大規模なコーパスを用いた意味解析および統計的自然言語処理に関心がある
奥野陽[オクノヨウ]
2007年慶應義塾大学在学中に未踏ソフトウェア創造事業に採択され、ユーザー参加型日本語入力システム「Social IME」の開発を行うと同時に自然言語処理の道に踏み入れる。2009年に同大修士課程を修了し、同年ヤフー株式会社に入社後は本業の傍らエンジニアのための自然言語処理勉強会TokyoNLPを主催する。2012年に英国ロンドンへ移住、Android向け多言語キーボードアプリSwiftKeyの開発に参画する。最近は深層学習を用いた自然言語処理に取り組んでいる
ニュービッグ,グラム[ニュービッグ,グラム]
2005年米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校工学部コンピュータ・サイエンス専攻卒業。2012年京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了。同年奈良先端科学技術大学院大学助教。自然言語処理と音声言語処理に関する研究に従事。特に、統計的機械翻訳、構文・意味解析、機械学習を用いた言語データの有効な活用などに関心がある。形態素解析器KyTea、機械翻訳機Travatarなど数多くのオープンソースソフトを作成
萩原正人[ハギワラマサト]
2009年名古屋大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。Google、Microsoft Research、バイドゥ、楽天技術研究所(ニューヨーク)にて、検索エンジンおよび自然言語処理の研究に携わった後、2015年2月よりDuolingoにてソフトウェアエンジニアとして自然言語処理技術を活かしたバックエンドの開発に従事。統計的自然言語処理、特に、形態素解析、翻字、外国語学習、大規模コーパスからの語彙知識獲得などに関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小野靖貴
晩鳥
ほしの
長留裕平
あろーず