Harvard business school press
イノベーションのDNA―破壊的イノベータの5つのスキル

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784798124711
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C0034

内容説明

破壊的イノベータは、そして彼らが興した会社は、ほかの起業家や企業とどこが違うのだろう?本書は、破壊的イノベータについてより豊かな理解を得ようとする、8年にもおよぶ研究をもとにしている。画期的な製品・サービスを開発した100名近くの人々と、革新的なビジネスアイデアを事業化し、市場のルールを書き替えた企業の創設者やCEO―イーベイのピエール・オミダイア、アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾス、リサーチ・イン・モーションのマイク・ラザリディス、セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフといった、そうそうたる面々―にインタビューを行った。さらに、75カ国以上の500名を超えるイノベーターと、5,000人を超える企業幹部のデータを分析して、「イノベータDNA」と呼ぶ5つのスキルを導き出した。第一部では、5つのスキルの具体的な説明と、それぞれのスキルを組み合わせて個人がイノベーションに取り組む方法について解説する。第二部では、そのフレームワークを組織やチームに適用する方法について説明する。

目次

第1部 破壊的イノベーションはあなたから始まる(破壊的イノベータのDNA;発見力その1―関連づける力;発見力その2―質問力;発見力その3―観察力;発見力その4―ネットワーク力;発見力その5―実験力)
第2部 破壊的組織/チームのDNA(世界で最もイノベーティブな企業のDNA;イノベータDNAを実践する―人材;イノベータDNAを実践する―プロセス;イノベータDNAを実践する―哲学)
結論 行動を変え、思考を変え、世界を変えよ

著者等紹介

クリステンセン,クレイトン[クリステンセン,クレイトン][Christensen,Clayton M.]
ハーバード・ビジネス・スクール教授。1975年ブリガムヤング大学経済学部を首席で卒業後、77年英国オックスフォード大学で経済学修士、79年ハーバード・ビジネス・スクールで経営学修士取得。卒業後、米国ボストン・コンサルティング・グループにて、主に製品製造戦略に関するコンサルティングを行ないながら、ホワイトハウスフェローとして、エリザベス・ドール運輸長官を補佐。84年MITの教授らとともに、セラミック・プロセス・システムズ・コーポレーションを起業し、社長、会長を歴任

ダイアー,ジェフリー[ダイアー,ジェフリー][Dyer,Jeffrey]
ブリガム・ヤング大学マリオット・スクール・オブ・マネジメントのホレス・ビーズリー記念講座教授。戦略論を担当。ウォートンスクールの教授を兼ねる

グレガーセン,ハル[グレガーセン,ハル][Gregersen,Hal]
世界トップクラスのビジネススクール・大学院であるINSEADの教授。アラブ首長国連邦にあるアブダビ校やフランスのフォンテンブロー校でリーダーシップ論を担当

櫻井祐子[サクライユウコ]
翻訳者。京都大学経済学部卒業、オックスフォード大学大学院経営学研究科修了(M.Phil.)。東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

39
無人島の真ん中に置き去りにされ、海岸に早く着いたら助かるとする。こっちに行くべきだという強い直感があるなら全速力で走り出すべきだ。世界を変えたイノベーションも実はこれと大差ない。MBAのような専門知識が必要になるのは、イノベーションの後工程で収益を最適化する方法を考える時だ。一方、組織は個人の持つイノベーションのDNAを忠実に反映する。発見、発明志向の高い人材を体系的に集め、質問し、観察し、人々と話し、実験を行い、それらを関連付ける組織能力を高めるべきだ。そして何よりもリーダーが率先してそうであるべきだ。2015/04/16

zoe

22
(2011年)イノベータのDNAは5つ。関連づける力、質問力、観察力、ネットワーク力、実験力。特に外せないのが実験力だ。企業の方向は、経営陣の為した事で決まる。為替で儲けた人がボードに多数いれば、部下はそれに倣う。最先端の科学技術基盤をうたう企業が、クロスする技術も無く、導入ばかりした人間をトップに据えたら、マネジャーや若者はそれを覚える。わざわざ苦労して、危険をおかしてリスクを取ろうと思わなくなるのだ。得意な高速処理でなんとかしようとする。どんぐりを蒔かないと木は生えない。蒔き方も育て方も忘れさられる。2021/06/11

清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎

21
2012年(H24年)、読了2021/12/28

ぺぱごじら

20
二年ほど前、ヤンミ・ムン先生の本「ビジネスで一番大切なこと」を読んで、『差別化』の困難さと発想視点の大切さを学びましたが、本書は既存の流れから『飛び越す』発想がイノベーションであると説き、世界的なイノベータを紹介しながら『これらの能力は後天的に獲得できるもの』と読者を励まします。そりゃ『先天的才能です』なんて言ったら話終わりだもんな(笑)。使いやすい図解もあり、面白い一冊でした。世間の事物に『なぜ?』と問い掛ける時『改善』に向かうとトヨタになり、『改良』に向かうとイノベーションになる、という所かな。2012/06/16

yukiko-i

19
イノベーションを実践するうえで、新たな発見をするための創造力や、発想のきっかけとなるネットワーク力がとても大切と実感。様々なご縁のつながりを大事にしていきたいと感じさせられた。2015/10/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4507524
  • ご注意事項