REMIX―ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方

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REMIX―ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方

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  • サイズ A5判/ページ数 297,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798119809
  • NDC分類 021.2
  • Cコード C3055

内容説明

本書の第一部では、二つの文化―消費されるために作られるリードオンリー文化(R0)と、作り直されるためのリード/ライト文化(RW)―を説明する。第二部では、社会的生産の二つの経済―商業経済と共有経済―が共存できることを示す。

目次

第1部 文化(過去の文化;未来の文化;ROの拡張;RWの再生;文化の比較)
第2部 経済(二つの経済:商業と共有;ハイブリッド経済;経済から学べること)
第3部 未来を可能にするために(法を変える;われわれを変える)

著者等紹介

レッシグ,ローレンス[レッシグ,ローレンス][Lessig,Lawrence]
スタンフォード大学ロースクール教授を経て、2009年よりハーバード大学法学教授を務めると同時に、エドモン・J・サフラ財団倫理センター所長を務める。クリエイティブコモンズの創始者でもあり、フリーソフトウェア財団の理事。また、アメリカの著作権延長違憲裁判においては提訴側の弁護人を務め、象牙の塔の学者にとどまらない活発な活動を繰り広げている。2002年には1年ほど東京大学で客員教授として日本にも滞在していた

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、小説、経済、ネット文化、コンピュータなど無節操なほどに広範な分野での翻訳および各種の雑文書きに手を染める。フリーソフトの社会経済的な意義に関しても造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

onaka

6
処女作「CODE」に興奮して、もう8年になるか。今回の「REMIX」は、これまでの著者の活動の集大成で特に目新しさはない。商業経済と共有経済は共存でき、この交差領域に大きなイノベーションの可能性がある。すでにネット中心に事例は多いが、現行の著作権法はこれを適切に下支えするため修正すべし。アマチュア創作を規制しない、コピー合法(コピー自体を規制の対象としない)は、ネットでの共有経済を阻害しないためには不可避だし、著作権登録制は一考の価値あり。2010/07/17

roughfractus02

5
法は規制より社会的利益のために用いるべきだと法学者の著者は考えるようだ。本書のテーマはサイバー空間での共有ファイルの現実世界での著作権強化に関する法の態度にある。この態度は消費するために作られるRO(read only)文化に発し既成の商業経済に浸透しているが、そこから見れば盗作と解釈される共有ファイルの出現は、サイバー空間でのRW(read/write)文化から芽生えた共有経済の存在を示すと著者は解する。他の財産権と異なり、合意形成から成る著作権は規範の規制であり、共有は人々の合意で合法化できるという。2018/06/03

shiorist

4
著作権ってどんどん薄まってる感覚がある。創作はもうさんざんやりつくされた感じ。共有経済という利他的営為によって進歩できるってゆー発想って、権威づけや専門化と対極で面白い。2010/04/11

rinichiro

2
2001年「CODE」から、2004年「Free Culture」まで、『現行法をそのままネット社会で運用するのは無茶だ。』という主張に共感し、著作が出る度に興奮しながら読んで来た。でも今回は、書いてある内容にそれ程変化はないのに、読んでいて以前ほどノることが出来なかった。//こういう議論も結局は、ならず者達によって全て台無しにされる。もう逃げ場のない規制と管理は避けられない。今はそんな気がしてしまう。2010/06/12

ryouen

2
レッシグREMIXを読了。商業経済と共有経済のハイブリッドたるコミュニティを、いかにデザインするか。2010/04/27

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