内容説明
オープンソースの仮想化環境「Xen」の解説書。Xenは、1つのPCの上に複数の仮想的なマシンを構築し、異なるOSを同時に動作させられるソフトウェアで、たんなるエミュレータを超えた高度なアーキテクチャを採用しており、本格的なOS仮想化環境の構築が可能。Linuxを利用したXenのインストールから、仮想マシンの作り方、ネットワークやディスクの管理、さらにHVMによるWindowsの導入などについても解説。サーバーの運用に役立つ各種のノウハウを押さえ、仮想化初心者から、本格的な利用まで役立つ解説書。
目次
1 Xenの世界へようこそ
2 Xenの導入と仮想化環境の作り方
3 ストレージの管理
4 Xenのネットワーク設定とVNET
5 HVM(Hardware Virtual Machine)の導入
6 仮想マシンのマイグレーション
7 XenServerの利用
8 xmコマンドリファレンス
著者等紹介
宮本久仁男[ミヤモトクニオ]
某SIerにて、研究開発から、OS開発/維持管理、Web‐DBシステム開発/維持管理、インターネットサーバーの管理、技術支援/調査業務を経て管理系業務に従事。プライベートでは、各種OSやプラットフォーム周りの検証や結果の公開、情報セキュリティに関連した各種検証や結果の公開を実施している。OSやネットワーク、各社オープンソースソフトウェアとの付き合いが長い。「セキュリティキャンプ2004~2007」の講師も務めている
大島孝子[オオシマタカコ]
公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科知能システムコースに在学中
平初[タイラハジメ]
仕事では日本ヒューレット・パッカード株式会社にて、HP BladeSystem c‐ClassおよびVMware、Xenなどの仮想化技術を含む提案支援を行っている。プライベートでも仮想化技術の啓蒙活動を行っており、2006年3月「仮想化友の会」を結成した
長谷川猛[ハセガワタケシ]
株式会社SRAにて、システムの提案、機器導入、運用支援などの業務に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。