内容説明
会議は立ったまま・毎日が席替え・サービス開発のために合宿ミーティングをポッドキャスト・ユーザーの要求を株式市場化50%の完成度でサービスリリース・社員はみんな自転車通勤。CNETブログの人気連載が待望の書籍化。
目次
はじめに インターネットは知恵の増殖装置
01 情報を共有する
02 仕事をする場所
03 ユーザーとともに
04 はてなの周縁から
おわりに 18歳の自分に向けて
近藤淳也のハイリスクで魅力的な二面性(梅田望夫)
著者等紹介
近藤淳也[コンドウジュンヤ]
1975年生、三重県出身、京都大学理学部卒。2000年に同大学院中退後、スポーツカメラマンなどを経て、2001年7月に「人力検索はてな」を開始し、有限会社はてなを京都で設立。続いてリリースした「はてなアンテナ」や「はてなダイアリー」が好評を得て、2004年2月に株式会社化、同4月に東京移転。その後、ウェブアルバム、RSSリーダー、ソーシャルブックマークなどユニークで「Web2.0」的なサービスを次々とリリース。新興ITベンチャーの旗手として注目を集める。学生時代はサイクリング部に所属し、アメリカ横断や国体出場などを経験。現在も趣味は自転車とカメラで、打合せに自転車で乗り付けるアクティブな行動派社長としても知られる。既婚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめタンク
12
はてなブやはてなダイアリーなど魅力的なサービスを次々に開発していく「株式会社はてな」の裏側に迫ったのが本書「へんな会社の作り方」です。社内会議をネット上に公開するわ、ろくに履歴書を見ずに相手のブログを見て採用の判断を決めちゃう会社。Web2.0時代を象徴するような会社だ。GREEやモバゲーが世界を変えようとしている時、はてなは個人を変えている。そう思った。ちょっと古いけど、会社経営としても参考になる点が盛りだくさん。やっぱり仕事が好きでなくっちゃね。2011/09/03
Humbaba
8
情報を公開することは、非常に重要である。例え公開したくないような情報であっても、それを隠すことはむしろマイナスになることのほうが多い。情報を公開しないと、ユーザは足りない情報を想像で補おうとする。そして、その想像はどんどん悪い方向に進んでいき、公開した時以上にマイナスの結果に終わる。2013/11/05
kubottar
4
はてなの社長さんの本。社員採用する際、履歴書はほとんど見ずにその人のブログをチェックするやり方に新しさを感じた。履歴書の情報量と、その人のブログの情報量を比べた場合、どちらを重視するかは考えるまでもない。(ブログが三日分くらいしかないのなら論外ですが)ブログ、もしくはその人が公開してるサービス、ネットにおけるその人の表現を重視するやり方は刺激された。※しかし、ただ一つ自転車通勤の話で、酒を飲んだ後も自転車なら終電を気にしなくても良いというのはいただけないと思いました。2011/08/16
m1104m
3
12年経っても色あせない!ペアプロ、ソース管理、アジャイル、ユーザーファースト。 2018/01/06
しっかりけちべえ
2
「あとは電気を自前でつくれれば」というコメントに感心。よく見えているのだろう。きっと。 社会の不条理(デタラメ)を嘆いたり、悪の根源を罵ったりせず、自分の手が届くところから思い通り合理的に。言論より実践。 馬と鹿は無視するに限る。2015/12/26