内容説明
リアルタイム組込みシステムの理解と詳細な実践例、キーコンセプト、設計上の問題点と解決策など現場のノウハウ、さらに、開発の役に立ち生産性を上げる、すぐに使える組込み設計ビルディングブロックまで。実践的知識を体系的に網羅。
目次
概要
組込みシステム開発の基礎
組込みシステムの初期化
リアルタイムオペレーティングシステム入門
タスク
セマフォ
メッセージキュー
パイプ／レジスタ／シグナル／条件変数などのカーネルオブジェクト
さまざまなリアルタイムＯＳサービス
例外と割込み
タイマとタイマサービス
Ｉ／Ｏサブシステム
メモリ管理
並行処理のためのアプリケーションのモジュール化
同期と通信
デッドロック／優先度の逆転
著者等紹介
リー，チング［リー，チング］［Ｌｉ，Ｑｉｎｇ］
現在、Ｗｉｎｄ Ｒｉｖｅｒシステム社のシニアアーキテクトで、組込みカーネルとネットワーキングプロトコル設計分野で４つの特許を申請中。１２年以上の経験を持ち、主要なエンジニア設計、テレコミュニケーション、ネットワークの分野でプロコトルスタックと組込みアプリケーション開発に従事。Ｗｉｌｄ Ｒｉｖｅｒ社の組み込みＩＰｖ６製品の中心アーキテクトでさまざまなＩＰｖ６イニシアティブの先端にいる。過去にテレコミュニケーション産業向け商用ソフトウェア開発の会社を経営。さらに、セキュリティ産業用の組み込みバイオメトリックデバイスの専用アルゴリズムの設計開発に従事したシリコンバレーのベンチャー企業の創始者４人のメンバーの１人であったこともある。カナダ・アルバータ大学のコンピュータサイエンスで学士号を、米サンタクララ大学で修士号を取得。Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ ＭａｃｈｉｎｅｒｙとＩＥＥＥ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｓｏｃｉｅｔｙ会員
ヤオ，キャロライン［ヤオ，キャロライン］［Ｙａｏ，Ｃａｒｏｌｉｎｅ］
テクノロジと商用ソフトウェアに関する１５年の経験があり、うち６年は組込みマーケットに従事。製品開発、製品管理、製品マーケティング、ビジネス開発、戦略的アライアンスの経験がある。「ネットワークを介したクロス開発アプリケーション設計ツール用のシステムとメソッド」の共同開発者で特許共同申請中（２００１年６月１２日）。カリフォルニア大学バークレイ校卒業
宇野俊夫［ウノトシオ］
有限会社ハラパン・メディアテック代表取締役。ソニーにて、オーディオ機器、マルチメディア機器、ＰＣ、ＰＣサーバ等の企画、開発に従事。コンパック（現ヒューレット・パッカード）の日本参入時に、ローカライズやネットワークシステムラボラトリの開設と運営にあたった後、独立。技術コンサルティング、産業翻訳などを営む。初期の８ビットマイコン時代には、オーディオ機器組込み用に、ＣＰ／Ｍ（ＯＳ）を利用した各種組込みプロセッサのクロス開発環境の構築にも携わる。また、４．１ＢＳＤやＡＲＰＡＮＥＴ時代からＵＮＩＸやネットワークに関わる。元々はハードウェアとソフトウェアエンジニアであるが、ＣＰＵやキャッシュメモリ、ハードウェアとソフトウェアの接点となる部分での仕事が多い（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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