内容説明
UMLについて簡潔に解説したマーチン・ファウラー氏のベストセラー。第3版では、UML2.0に対応し新たなダイアグラムを多数追加。過去5年間の経験を踏まえ、全編にわたってリファインを施した最新版。オブジェクト指向ソフトウェア開発者必携の書。
目次
UMLの概要
開発プロセス
クラス図:基本的要素
シーケンス図
クラス図:上級概念
オブジェクト図
パッケージ図
配置図
ユースケース
状態マシン図
アクティビティ図
コミュニケーション図
コンポジット構造
コンポートネント図
コラボレーション
相互作用概要図
UMLのバージョン間の相違点
著者等紹介
ファウラー,マーチン[ファウラー,マーチン][Fowler,Martin]
ThoughtWorks社のチーフサイエンティスト。10年以上にわたりオブジェクト指向テクノロジーをエンタープライズ系のソフトウェア開発に適用してきた。パターン、UML、リファクタリング、およびアジャイル手法の第一人者。マサチューセッツ州メルローズ在住
羽生田栄一[ハニュウダエイイチ]
株式会社豆蔵取締役会長。東工大理学部情報科学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kumokumot
7
UMLといえばクラス図とシーケンス図、と思っていたが、他にも多くのバリエーションがあることとそれぞれの有用性を把握できた。中には使い所がなかなかなさそうなものもあるが、それらが表現したい概念については自分用のスケッチとしていくつか組み合わせて使えそう。内容としてはもしかすると古い可能性もあるが、スケッチとしての用途であれば問題ないし、他者との意思疎通にも十分なはず。デスクに一冊、として置く。2019/04/21
Chicken Book
5
FE試験に役立つかと思って借りたけど、よくわからなかった。でも他の方の感想を見てると、やはりUMLを知る上では良書のようなので、もし必要があれば再読したい。2021/02/22
monotony
5
この密度でこの薄さ。使用頻度の高いクラス図やシーケンス図などの解説には十分なページを割き、それ以外の頻度がさほど高くないものはどのような場合に使うかに焦点を絞るなど。著者の工夫が随所にみられる。特にUMLはスケッチであるという著者の主張、細かい記法にこだわらずまず書いてみようと思える内容でした。2015/12/27
めかぶこんぶ
4
ファウラーのUML。今更ながら。一度読んでおいて、手元に置いておいても損はない一冊と思う。ただ内容については古く、自分の周りが使っていないだけかもしれないものの、現在ではほとんど使われていないパターンもあるように思う。2020/09/22
Kazuya Nakamura
0
UMLの策定にも携わったファウラーが、実務上の要所と使い方をかんたんな言葉で教えてくれる。 国内の「やさしい」や「入門」系の本と違い、第一人者(というか神様?)の著者が豊富な経験や論理の裏打ちの上で内容を取捨選択しているので、業務に使える。2017/05/06