FREE CULTURE―いかに巨大メディアが法をつかって創造性や文化をコントロールするか

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FREE CULTURE―いかに巨大メディアが法をつかって創造性や文化をコントロールするか

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  • サイズ A5判/ページ数 371,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798106809
  • NDC分類 021.2
  • Cコード C3055

内容説明

自由な文化は技術が変わり著作権のもたらすバランスが変わるにつれて、そのバランスを最新の状態に保つ。でも奇妙なことに、少なくとも政策立案者たちの中では、繁栄は知的財産権が最大化されたときにしか起きないというこれと対立する発想がある。権利を増やすのが常によいことだ、というわけだ。保護を増やすのが常に効率を最大化する、とでも言うようだ。この正反対の見方は、われわれの社会でどんなに有力だろうと、根本的にまちがっている。本書では、なぜまちがっているかを示そうとしている―そしてもっと重要なこととして、デジタル技術の経済成長と創造的な可能性が実現されるためには、このまちがった見方を改めることが重要だということを示そうとしている。

目次

「海賊行為」(クリエータ;ただの猿まね屋 ほか)
「財産」(創設者たち;記録者たち ほか)
謎(キメラ;害)
バランス(エルドレッド;エルドレッド2)

著者等紹介

レッシグ,ローレンス[レッシグ,ローレンス][Lessig,Lawrence]
現在スタンフォード大学の憲法学教授およびサイバー法センターの教授。また、クリエイティブ・コモンズの主導者でもある。『CODE』によりサイバー法の第一人者とされ、次の『コモンズ』においてもインターネットによる新しい文化創造の問題に取り組み話題を呼んでいる

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、小説、経済、ネット文化、コンピュータなど無節操なほどに広範な分野での翻訳および各種の雑文書きに手を染める。フリーソフトの社会経済的な意義に関しても造詣が深い

守岡桜[モリオカサクラ]
1975年京都生まれ。大学在学中にアメリカに留学。卒業後、秘書職を経て現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

1
前2著以上に本書は現実世界を中心に据え、法、市場、規範、アーキテクチャの4規制をさらに検討する。サイバー法学の現実世界でのテーマは著作権であり、自由かつ無料(free)を理想とし、オープンソースによって創造されるサイバー空間におけるソフトウェアの特許取得が、アーキテクチャの規制を強化し、現実世界にまでコードの支配を推し進めると著者は批判する。著者は、クリエイティブ・コモンズによるパブリック・ドメインの再構築や著作権期間の短縮が、現行の著作権で利益を独占する巨大メディア企業への対抗策と考える(2005刊)。2018/06/02

KABOOM!™(かぶーん)

1
知的所有権に利権をからめて私服を肥やそうとしていた旧来のメディア大手企業が、ネットという新しい空間の中で相対化されつつあり、ミックス文化のようなフリーなリソースを使った新しい文化の発展を疎外するように動いたり、自分たちの既得権益を守ろうとしてて、法もまた彼らの権利を守る為に働いているという次第です。知的所有権への消費者の対応の仕方について、倫理的な問題を敢えて排していたのが如何にも法学者ですが、指摘の大部分は最もだし、これも多くの人に読まれるべきではないかと。2014/07/16

SnowFlakeShow

1
レッシグ先生の前著『CODE』を読んだことがあるが,理念的で素人の自分には半分も理解できなかった.その点,本書は具体例を豊富に挙げて説明しているので大変分かりやすい.2013/05/30

里馬

1
著作権の持つ商業的利権、もたらし出す創造の制約。2011/02/07

雨野

1
暴走する著作権の解釈に対する痛烈な理性的批判を加えた一冊。即ち、永久の著作権は、著作物が持つ公共の文化的な側面を無視しているというわけだ。語られているのはアメリカのことだが、対岸の火事ではない。創造的文化の危機を切実に感じた。2010/12/28

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