内容説明
プログラマとしての視野を広げてくれる魔法の杖がきっと見つかります。
目次
第1章 すべては彼らから始まった―コンピュータの基礎を築いた先人たち(チャールズ・バベッジ―コンピュータの父:解析エンジンの作者;アラン・チューリング―チューリング・マシンの考案者 ほか)
第2章 どこでもコンピュータの時代が来た―コンピュータの建築家たち(プレスパー・エッカート―最初の汎用コンピュータENIACの共同制作者;ゴードン・ベル―DECミニコンピュータの父 ほか)
第3章 こうしてソフトウエアは誕生した~コンピュータ言語の作者たち(ジョン・バッカス―最初の高級言語FORTRANの発明者;グレース・ホッパー―COBOLの母 ほか)
第4章 あなただけができることをやりなさい―ソフトウエア工学の貢献者たち~(エズガー・ダイクストラ―構造化プログラミングを切り開いたアルゴリズムの大家;ドナルド・クヌース―アルゴリズムの芸術家TeXの作者 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
totssan
1
ソフトウエア界の偉人の言葉を集める本だが、各人の歴史的記載がとても面白い。戦後の急激な発展がかなり大まかにだが記されていて興味を大きくそそる。20年以上前の本なので、当時の最新事情がもとになっているが、歴史書的な一面もあり手元に紙媒体で置いておきたい。コンピュータ開発史は本当に面白く、より細かいネタを知りたくなっている。ハードウエアと合わせてその技術史を堪能したい。ただ参考文献に上げられる名著の多くが結構難しいものばかりなので、肉薄するにはかなりの気合いが要りそう・・2024/01/04
せいや
1
これは正に今の自分が必要としていた本と言えるかもしれない。 ソフトウェア界の偉人達の言葉には、重みがあり、ITに限らない普遍性があると感じる。 この書籍で紹介されている全ての人に言えることは、何か熱中できるものがあり、それに人生を捧げているということだと思う。 アインシュタインの「私はそれほど賢くはありません。ただ、人より長く一つのことと付き合ってきただけなのです」という言葉がある。これは、何か偉大なことを成し遂げた人に共通して言えるのだろう。 個人的にはドナルド・クヌースに強いシンパシーを感じた。2020/02/17
7H
0
再読。一人一人が短くて読みやすい。2014/04/14
noritsugu
0
題名の「あなただけができることをやりなさい」はダイクストラの言葉。全体としては、名言集という感じは受けなかった。確かに、途中にデカ字で言葉が書かれているページが挿入されているんだけど。2006/05/21