内容説明
ここは「あなた」が知っている安全で平和なインターネットの世界ではありません。ハッカーとセキュリティ・エージェントが知恵を競い合い、騙し合う世界なのです。あなたは、制作中の最新映画の映像を盗まれたり、カンファレンスを突如妨害されたり、ハッカー少年になってプロのお手並みに翻弄されたりしながらこの世界を理解します。19の罠に潜むのは全知全能の黒魔術師なのか、それともインチキなイカサマ手品師か?この「19の罠」をくぐり抜けたあと、あなたはそれを知ることになるでしょう。
目次
仕組まれたビザンチン障害
し~!ソフトがヤバイなんてナイショだよ
赤いアンテナをもつ男
郵便配達は特別長いファイルネームを送信する
我が心、愛にあふるる
あぶないガキ
行き詰まったポリシー
早朝からベルが鳴る
ドクター、どこが悪いの?
NOPハッキング〔ほか〕
著者等紹介
白浜直哉[シラハマナオヤ]
1998年より情報セキュリティの業務に携わり、官公庁や企業のセキュリティ監査やコンサルティングを主な業務としている。現在は、都内某SOC(Security Operation Center)にて、インシデントレスポンスチームのリーダーを務めている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
2
『ハッカーの挑戦』の続編(原著2002刊)。構成は前著同様問題と解答から成るが、9.11以後の米国のセキュリティ強化を背景に物語もハッカーとセキュリティ側の駆け引きをリアルに再現するようなドキュメンタリー調で読むことができる。14人の寄稿者と編著者の体制から4人の著者へと変わった本書は、ケーススタディでの被害者保護を目的とする変更、脆弱性情報の参照リソースを明記してよりセキュリティー側から「罠」を扱う。銘が前著の孫子からW・ギブスンに変わり、戦略に加えてテクノロジー自身の扱いもテーマとなっているようだ。2018/07/22
ぽんちょ
1
★★★ 事例と解決方法が書いてある2008/07/14