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DB magazine selection
データモデリング基礎講座―データベース設計を楽しもう!

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784798101101
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C3055

出版社内容情報

「DB Magazine」で好評を博した連載をまとめた「DB Magazine SELECTION」の第3弾です。「データモデリング」とはシステムを効率よく開発するための手法です。柔軟性やメンテナンス性の良さを求められる昨今のシステム開発に有効な手法であるため、システム開発者の注目を集めています。それにもかかわらず、これまでデータモデリングを解説した書籍はほとんどありませんでした。本書では図を多くまじえ、データモデリングの概念や実業務への適用の例などを読んで、楽しく学べる内容となっております。

【目次】

PART1 データモデリングって?

●第1章 データベースをモデルで考える
 システムにおけるモデルとは何か?
 ERモデルとは?
 ERダイヤグラム
 エンティティ定義書と属性定義書
 レビュー、そしてまたレビュー
●第2章 ERモデルの2つの用法
 既存システムの再構築に用いる
 現行データベースの評価
 要件に合わせてデータ構造を変更する
 新規システムの構築に用いる
 エンティティ候補を探す
 エンティティの抽出
 エンティティ間の関係は?
 モデリングのポイント
●第3章 エンティティ間の条件付き関係
 条件付きの関係とは?
 エンティティ間の関係は全部で10通り
 Null制約について
●第4章 ERダイヤグラムとデータの構造の正規化
 正規化はなぜ必要なの?
 データ構造の正規化とは何か
 正規化の種類
 第1正規形
 第2正規形
 第3正規形
 正規化はどこまでやるべきか
●第5章 ERダイヤグラムのレベリングと大規模システムの適用
 企業レベルERD
 エリアレベルERD
 プロジェクトレベルERD
 大規模システムはサブシステム分割によってモデル化を行う

PART2 データモデリングの実作業への適用~A出版社の場合~

●第6章 データモデリングの準備
 A出版社の業務
 エンティティ候補の抽出
 エンティティ候補の整理
●第7章 ERダイヤグラムの作成1
-月刊誌と専門書に関する業務-
 最初のERダイヤグラム作成
 全国の書店に対する月刊誌発送管理
 雑誌と専門書の違いとは?
 雑誌エンティティ
 書店エンティティ
 書店雑誌発送エンティティ
 専門書と雑誌のの違いは?
 3つのエンティティの関係
 エンティティの表現方法
 識別キーを付加する
 モデリングのルールに反して?
 購読者エンティティの統合と分離
●第8章 ERプログラムの作成2
-誌面構成とアンケート情報に関する業務-
 誌面構成エンティティのモデル化
 記事エンティティのモデル化
 非連載エンティティに属性を付加
 愛読者カードの情報
 エンティティを考える
 読者エンティティを作る
 希望プレゼントと資料請求
 広告商品エンティティ
 アンケート情報のモデリング
 エンティティを分割するか否か
 参照キー(フォーリンキー)
 記事NOと記事名称
 スーパータイプエンティティとサブタイプエンティティ
●第9章 ERダイヤグラムの作成3
-広告受注と入稿管理に関する業務-
 広告受注管理業務のモデル化
 広告受注エンティティ
 月別広告予算エンティティ
 入稿管理のモデル化
●第10章 ユーザーインタビュー
 ユーザーインタビューによって何を得るか
 ユーザーインタビューにあたっての注意事項
 ERダイヤグラム作成によって明らかになった不明点の整理
 インタビューでシステム化の範囲を把握
 コラム「モデルを作ることで、胸につっかえていたものが取り除かれる」
●第11章 ユーザーインタービューの反映
 システムに対する思い(ユーザーインタビューより)
 優先度とシステム化の範囲
 今後の作業方針
 コラム「データモデリングって実際に業務で使えるんですか?」

PART3 データベース設計「見直し」講座

●第12章 「見直し」講座開講!
 良い設計/悪い設計を考える
●第13章 見直しケース1
「過去の売上実績が合わない!」
 稼動後1年が過ぎてから月次の集計の数字がおかしくなった
 プログラムのロジックをじっくり見てみる
 初歩的なミスを発見
 ERダイヤプログラムを修正する
 わざわざ重複して価格情報を保持する必要があるのか
 設計の良し悪しはシステムの成長に合わせて見きわめる
●第14章 見直しケース2
「プログラム開発ではこのテーブルに触るな」
 ある特定のテーブルにアクセスすると処理が終わらなくなる?!
 単にテーブルが羅列されただけのERダイヤグラム
 データモデル以外にも問題が
 ドキュメントの重要性
 修正されたERダイヤグラムを考察
 最大データ量の定義がはっきりしていなかった
●第15章 見直しケース3
「巨大なERダイヤグラムはまるでLSIカイロの設計図」
 会社の全業務が1枚のERダイヤグラムに
 大規模システムでのデータモデリングとは
 ”30エンティティまで”を1つの目安に
 現状分析の進め方を見直す
 サブシステムへの分割に活路あり
 現状のシステムに対する共通認識を持つ
 おわりに

付録 手法比較表

内容説明

「データモデリング」とはシステムを効率よく開発するための手法のこと。柔軟性やメンテナンス性の良さを求められる昨今のシステム開発に有効な手法であるため、システム開発者の注目を集めている。本書では図を多くまじえ、データモデリングの概念や実業務への適用の例などを読んで、楽しく学べる内容となっている。

目次

1 データモデリングって?(データベースをモデルで考える;ERモデルの2つの用法;エンティティ間の条件付き関係 ほか)
2 データモデリングの実業務への適用~A出版社の場合~(データモデリングの準備;ERダイヤグラムの作成;ユーザーインタビュー ほか)
3 システム運用中に困ったときのデータベース設計「見直し」講座(「見直し」講座開講!;見直しケース;手法比較表)

著者等紹介

根本和史[ネモトカズフミ]
CASEツールビジネスに10年間関わり、構造化分析、データモデリングのコンサルティングを経験している。方法論の理論だけでなく、実プロジェクトへの適用を通して、常に実務の視点から実践的手法を考えている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yk

0
整理のためナナメ読み。わかりやすい。例題も具体的。なかなかよいかと。2012/04/02

Keiji

0
モデリング、ドキュメントの重要性を再認識されられました。アジャイル等でドキュメントは最小限(もしくは作成しない)がトレンドですが、一度構築されたシステムが失くなることは、まず無いですもんね。インフラ系を主に担当してきたので、業務開発の分析事例は面白かったです。2020/10/11

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