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シェーキーの子どもたち―人間の知性を超えるロボット誕生はあるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 429,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784798101002
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C0040

出版社内容情報

「ロボット技術」に関する基礎的なことがらはもちろん、ロボット開発の歴史や近未来の予測など幅広く一般の人にもわかりやすく解説しています。本書の特徴は、「なぜ将来そうなるのか」を根拠をはっきりさせた上で、展望が明らかにされているという点です。単なるロボット技術の解説だけにとどまらず、人間の未来についても思索させる好著!※「シェーキー」・・・1970年代に開発された、コンピュータ制御の最初の可動性ロボット。

【目次】

はじめに

第一章 脱出速度

真理の消滅
文化の変革
水に入らなくなった奇妙なアヒル
未来へ
思考の炎

第二章 ロボット自動車に注意

サイバネティクス
自律的に動くロボット
グリッド
状況認識の精度を高める
ロボット自動車
ロボット・ブーム

第三章 コンピュータと知性

目と脳とコンピュータ
処理能力の向上
スタートのもたつき
チェス・コンピュータ
大洪水
ウォーターワールド
チューリング・テスト

第四章 万能ロボット

万能機械
第一世代の万能ロボット
第二世代の万能ロボット
第三世代の万能ロボット
第四世代の万能ロボット
ロボットの内的生活
内面の発露
「自我」という重荷
恐怖、恥、喜び
愛情
痛みと快感
人間を超越する推論能力
精神の子供

第五章 ロボットの時代

短期的な予測(二〇〇〇年代始めごろの状況)
中期的な予測(二〇五〇年ごろの状況)
長期的な予測(二一〇〇年以降の状況)
EXの物理的特性
地球防衛軍
「通常でない」物質

第六章 「こころ」の時代

ロボットの終焉
サイバースペースの特性
現実世界の吸収
人間のサイバースペース
時間のゆらぎ
タイムトラベルの歴史
NOTゲートのループ
不可能を可能に
NP問題を解く
チェス・コンピュータ
新しい世界へ

第七章 思考の炎

シミュレーションの内と外
意識
存在
数学的現実主義
あらゆるものの中の知性
「すべて」と「無」
あらゆるものに意味を
「非」常識
いくつもの世界
現実との離別
死が我らを分かつまで

内容説明

カーネギー・メロン大学ロボット研究所の首席研究者、モラベックが描く科学的かつ大胆な未来予想図!世界初の知能ロボットシェーキー誕生から続いてきた「ロボット進化」の歴史と現在と未来。

目次

第1章 脱出速度
第2章 ロボット自動車に注意
第3章 コンピュータと知性
第4章 万能ロボット
第5章 ロボットの時代
第6章 「こころ」の時代
第7章 思考の炎

著者等紹介

モラベック,ハンス[モラベック,ハンス][Moravec,Hans P.]
1948年生まれ。カーネギー・メロン大学ロボット研究所(Robotics Institute)の首席研究者。10才にして空き缶やモーターを使ってはじめてのロボットを自作。大学院生時代、大型コンピュータ制御の、障害物を避けて進むことのできるロボットを開発。現在は、主にロボットの空間認知について研究して成果をあげている

夏目大[ナツメダイ]
1966年大阪府生まれ。翻訳家、フリーライター。同志社大学文学部卒。日立ソフトウェアエンジニアリング等勤務を経て、1996年からフリーに。ITを中心に様々な分野の翻訳、執筆活動をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

17
ロボットを進化させる過程が書かれている。全部で4段階あるが、1段階などは、少しおつむの弱い人間でもざらにいるレベルで、2段階などは、使えないなあ、内心思う後輩にあてはまり、3段階の知能レベルだと、いまいち冴えない能力の自分が当てはまり、4段階レベルだともはや自分の師匠ぐらいになっているかもしれん、ということでロボットが人間に似ていることがよくわかる。。そして、ブレイクスルーポイントをすぎると、もはや人間の思考レベルでは追いつけない感じになるのだろう。。ロボットの進化過程がよく理解できる本になってます。2013/06/09

GASHOW

4
人工知能が人間を超えそうも無いあたりで、アシモフのロボット3原則のような取り決めが必要だ。人間が短い年月で得た算数のようなものは、AIにはかなわない。進化で得た、瞬間に危機と捉えたり、錯視する能力はまだ人間のほうが上だという。人工知能に自由に考えさせたら、人間を殺していけない理由を納得しないかもしれない。2018/06/19

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