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Solaris管理ガイド―システム管理者のためのハンドブック

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  • サイズ B5判/ページ数 461p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784798100135
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

出版社内容情報

Solarisシステム管理の行き届いたネットワークを実現する方法に関する総合的な解説書です。インストール関連の知識や基本ネットワークサービスからはじまり、システムの運用中にシステム管理者がするべきこと、ネットワーク管理ツール、ハードウェア保守など、Solarisの導入から運用まで幅広い知識を提供します。本書は、Solarisシステム管理者の初心者から熟練者までを対象読者としています。

【目次】

第1部 Solarisインフラストラクチャのセットアップ第1章 ファイルシステムの適切な配置
1.1 ルートに始まるファイルシステム
1.2 ファイルシステム
1.3 ファイルタイプ
1.4 ACLを使ったファイルアクセスの制御
1.5 UFSログ
1.6 ファイルシステムのタイプ
1.7 擬似ファイルシステム
1.8 cachefs
1.9 スワップ
1.10 /proc の使用
1.11 /proc コマンド
1.12 ファイルシステムの作成と管理
1.13 フォーマットとパーティション
1.14 新しいファイルシステムの作成
1.15 マウントとアンマウント
1.16 マウント操作のライフサイクル
1.17 オートマウンタ
1.18 ファイルシステムとパフォーマンス
1.19 ファイルシステムの配置
1.20 クライアントとファイルシステム
1.21 パーティションのサイズを決める
1.22 サービスを一元化する
1.23 安全な NFS と Secure NFS
1.24 Secure NFS を管理する
1.25 まとめ

第2章 バックアップと復元の手順
2.1 ファイルシステムとバックアップ
2.2 完全バックアップと増分バックアップ
2.3 バックアップのスケジュール
2.4 バックアップとアーカイブ
2.5 バックアップソフトウェア
2.6 バックアップセキュリティ
2.7 バックアップコマンド
2.8 まとめ

第3章 ブートとハードウェア診断
3.1 PROMモニターとOpenBootファームウェア
3.2 ブートコマンド
3.3 ブートオプション
3.4 設定パラメータ
3.5 デバイスツリーの中を移動する
3.6 トラブルシューティング
3.7 代替ブートディスクのセットアップ
3.8 まとめ

第4章 動作レベルの設定
4.1 動作レベルとは
4.2 initプロセス
4.3 rcスクリプト
4.4 停止スクリプトと起動スクリプト
4.5 まとめ

第5章 Solarisシステムのインストールとパッチ
5.1 インストール
5.2 システムにパッチをあてる
5.3 なぜパッチがこんなに多いのか
5.4 パッチの種類
5.5 パッチの入手方法
5.6 まとめ

第6章 JumpStartの使用
6.1 カスタムJumpStart
6.2 サーバーの役割
6.3 インストールサーバー
6.4 ブートサーバー
6.5 プロファイルサーバー
6.6 ネットワーク情報サーバー
6.7 JumpStart用のサイトの設定
6.8 まとめ

第7章 ネームサービスのセットアップ
7.1 ドメインネームシステム
7.2 DNSのインストール
7.3 まとめ

第8章 ネットワーク情報サービス:NIS+とNIS
8.1 NIS+
8.2 NIS
8.3 NISマスター
8.4 NISスレープ
8.5 まとめ

第2部 システムの管理第9章 環境の監視
9.1 監視ツール:作成か購入か
9.2 ネットワーク管理システムの評価
9.3 まとめ

第10章 ファイルシステムの基礎
10.1 ファイルシステム
10.2 ディレクトリ
10.3 マウントポイント
10.4 デーモンプロセス
10.5 構成ファイル
10.6 ログファイル
10.7 デバイス
10.8 まとめ

第11章 自動化による効率向上
11.1 スクリプト化の候補
11.2 スクリプト作成の基本的要素
11.3 サンプルスクリプト
11.4 まとめ

第12章 Solarisシステムのセキュリティ確保
12.1 ネットワークのセキュリティ
12.2 システムのセキュリティ
12.3 まとめ

第13章 インターネットサイトの運用
13.1 インターネットに潜む危険性
13.2 DMZ
13.3 ファイアウォール
13.4 DNSとメールの設定
13.5 FTPサービスを設定する
13.6 Webサイトを管理する
13.7 まとめ

第3部 高度なシステム運用第14章 高可用性の実現:単一故障点の除去
14.1 高化用性の実現に向けた実行計画
14.2 HA構成
14.3 独力での実践
14.4 サードパーティHAソリューションの選択
14.5 ソリューションの実現
14.6 まとめ

第15章 E10000(Starfire):単なる大型UNIXマシンではない
15.1 特徴
15.2 ハードウェア構成
15.3 SSPの概要
15.4 SSPユーザー
15.5 bringupによるE10000へのアクセス
15.6 netcon
15.7 SSPの実際
15.8 動的なドメイン
15.9 クラッシュからの復旧
15.10 ヒントとスクリプト
15.11 SSPコマンドリファレンス
15.12 まとめ

付録付録A Sunハードウェアのメンテナンス
A.1 システムハードウェアの障害追跡
A.2 OpenBoot PROM レベルのアップグレード
A.3 NVRAM
A.4 イーサネットアドレスの変更
A.5 sun4c、sun4m、sun4d、sun4u における IDPROMプログラミング
A.6 sun4c/m/u のNVRAMを簡単に復元する方法
A.7 NVRAMを復元する例
A.8 ハードウェアがうまく動作しないときのヒント
A.9 まとめ

付録B 周辺装置の理解と構成
B.1 プリンタの管理
B.2 シリアルポート設定(端末とモデム)
B.3 まとめ

内容説明

本書は、管理の行き届いたネットワークを実現する方法に関する総合的な解説書です。ネットワーク管理ツールについて説明し、システムの管理に役立つ戦術を紹介します。重要なネットワークサービスをネットワーク上で最も性能と信頼性の高いコンピュータシステムにまとめてインストールする方法と、それぞれ独立したコンピュータシステムで実行する方法について詳しく解説し、管理のしやすさを保ったままネットワークに信頼性と可用性を導入できる改善策を紹介しました。

目次

第1部 Solarisインフラストラクチャのセットアップ(ファイルシステムの適切な配置;バックアップと復元の手順;ブートとハードウェア診断;動作レベルの設定;Solarisシステムのインストールとパッチ;JumpStartの使用;ネームサービスのセットアップ;ネットワーク情報サービス:NIS+とNIS)
第2部 システムの管理(環境の監視;ファイルシステムの基礎;自動化による効率向上;Solarisシステムのセキュリティ確保;インターネットサイトの運用)
第3部 高度なシステム運用(高可用性の実現―単一故障点の除去;E10000(Starfire)―単なる大型UNIXマシンではない)

著者等紹介

ヘンリー・ストッカー,サンドラ[Henry‐Stocker,Sandra]
『Solaris2.x:System Administrator’s Guide』の著者であり、雑誌「SunExpert](現「Workstation/Server Expert」)のシステム管理に関するコラムを8年間連載。Sun User Gruopの役員会の書記を6年間務めた。15年来にわたりSunシステム管理業務に従事し、カンファレンスでのスピーカー、およびUNIXシステム管理とネットワークセキュリティに関する講師も勤める

マークス,エバン・R.[Marks,Evan R.]
Sun User Groupの役員を3年間、副会長を2年間務める。製造、電力、金融、保険の各業界において10年以上のシステム管理の経験を持つ。また、記事執筆やUNIXカンファレンスのでのスピーカーも務める

高橋基信[タカハシモトノブ]
株式会社NTTデータCOEシステム本部システム情報センタ所属。入社後、Solarisを通じてUNIXの魅力を知る。現在は、UNIXおよびWindows関連システムの技術サポートを行いつつ、公私にわたって雑誌記事の執筆、講演などの活動を行っている。SCSA、SCNAの資格保持者でもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。