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インターコネクションズ―ブリッジ、ルータ、スイッチとさまざまなプロトコル (第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 562p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784798100036
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C3055

出版社内容情報

ネットワーク構築のための基本的な概念、考え方、原理を深く理解したいネットワーク技術者、学生のための本です。多くのプロトコルを設計してきた著名な著者が、経路制御アルゴリズム、アドレッシング、ブリッジ、ルータ、スイッチおよびハブのメカニズムをわかりやすく解説しています。第2版では、VLAN、ファーストイーサネット、DHCP、ATM、IPv6、IPX、AppleTalk、DECnetなど様々なプロトコルの詳細が追加されています。

【目次】

第1章 ネットワークの基本概念

1.1 階層構造
1.2 サービスモデル
1.3 ネットワークの重要な特性
1.4 信頼性のあるデータ転送プロトコル
演習問題



第2章 データリンク層

2.1 LAN全般
2.2 IEEE802LAN
2.3 名前、アドレス、経路
2.4 LANアドレス
2.5 マルチキャストアドレスとユニキャストアドレス
2.6 ブロードキャストアドレス
2.7 多重化フィールド
2.8 ビット順
2.9 LLC
2.10 802.3の問題点
2.11 802.5の問題点
2.12 ポケットバースト
2.13 ブリッジが必要な理由
2.14 ポイントツーポイントリンク
演習問題



第3章 透過ブリッジ

3.1 無装飾ブリッジ
3.2 学習ブリッジ
3.3 スパニングツリーアルゴリズム
3.4 スパニングツリーアルゴリズムの改良
3.5 ブリッジのメッセージフォーマット
3.6 ブリッジのその他の問題
演習問題



第4章 始点経路制御ブリッジ

4.1 純粋な始点経路制御
4.2 SR-TBブリッジ
4.3 SRTブリッジ
4.4 エンドシステムのアルゴリズム
4.5 始点経路制御と透過ブリッジ
4.6 始点経路制御ブリッジ改良のアイデア
演習問題



第5章 ハブ、スイッチ、仮想LANそしてファーストイーサネット

5.1 ハブ
5.2 高速LAN
5.3 仮想LAN(VLAN)
演習問題



第6章 ネットワークインタフェース:サービスモデル

6.1 ネットワーク層とは何か
6.2 ネットワークサービスの種類
演習問題



第7章 コネクション型ネットワーク:X.25とATM

7.1 汎用コネクション型ネットワーク
7.2 X.25:信頼性のあるコネクション型サービス
7.3 X.25のネットワークの実装
7.4 ATM
演習問題



第8章 汎用コネクション型サービス

8.1 データ転送
8.2 アドレス
8.3 ホップカウント
8.4 サービスクラス情報
8.5 ネットワークフィードバック
8.6 フラグメント化とリアンセブリ
8.7 最大パケット長の発見
演習問題



第9章 ネットワーク層アドレス

9.1 固定境界を持つ階層的アドレス
9.2 自由境界の階層的アドレス
9.3 アドレスの所有とレンタル
9.4 アドレスの種類
9.5 IP
9.6 IPX
9.7 IPX+
9.8 IPv6
9.9 CLNPのネットワーク層アドレス
9.10 AppeleTalkのネットワーク層アドレス
9.11 DECnetPhaseIIIとIV
9.12 NAT/NAPT
演習問題



第10章 コネクションレス型データパケットのフォーマット

10.1 コネクションレス型ネットワーク層の要素
10.2 データパケット
10.3 パケットフォーマットのまとめ
10.4 データパケットフォーマットの技術問題と比較
10.5 始点経路制御
10.6 IPXフレームフォーマットの驚異のミステリー
10.7 エラーレポートなどのフィードバック
演習問題



第11章 近接メッセージ交換と自動設定

11.1 ポイントツーポイントリンクによって接続されたエンドノート
11.2 LAN経由で接続されたエンドノート
11.3 非ブロードキャスト型マルチアクセスメディアに接続されたエンドノート
11.4 各種の発見
演習問題



第12章 経路制御アルゴリズムの考え方

12.1 距離ベクトル型経路制御
12.2 リンク状態型経路制御
12.3 リンク状態型経路制御と距離ベクトル型経路制御の比較
12.4 負荷の分散
12.5 リンクコスト
12.6 経路制御アルゴリズムの移行
12.7 LAN
12.8 サービスタイプ
12.9 分断の修復:レベル1サブネットワークの分断
演習問題



第13章 高速なパケット転送

13.1 追加ヘッダの使用
13.2 アドレスプリフィックスのマッチング
13.3 Trieとの最長プリフィックスマッチ
13.4 二分探索
演習問題



第14章 経路制御プロトコル詳説

14.1 ドメイン内経路制御プロトコル小史
14.2 RIP
14.3 RTMP、IPX-RIP、DECnet
14.4 IS-IS、OSPF、NLSP、PNNI
14.5 ドメイン間経路制御プロトコル
演習問題



第15章 WANマルチキャスト

15.1 はじめに
15.2 IPのマルチキャスト
演習問題



第16章 耐サボタージュ経路制御

16.1 問題
16.2 暗号について知るべきこと
16.3 手法の概要
16.4 手法の詳細
16.5 まとめ
16.6 参考文献
演習問題



第17章 ルータか、ブリッジか、スイッチか。それが問題か…?

17.1 スイッチ
17.2 ブリッジとルータ
17.3 ブリッジの拡張
17.4 ルータの拡張




第18章 プロトコル設計の心得

18.1 シンプルさとか、柔軟性か、最適さか
18.2 解決しようとしている問題を知る
18.3 オーバーヘッドとスケーリング
18.4 能力を超えた運用
18.5 コンパクトなIDとオブジェクト識別子
18.6 最も一般的または重要な場合に対する最適化
18.7 転送の互換性
18.8 移行:経路制御アルゴリズムとアドレッシング
18.9 パラメータ
18.10 マルチプロトコル操作を可能にする
18.11 レイヤ3上で動かすか、レイヤ2上にするか
18.12 堅牢さ
18.13 決定性と安全性
18.14 正確のためのパフォーマンス
18.15 終わりに



用語集

内容説明

ネットワークの理論と実際に関する第一級の書籍として知られている。ネットワークの概念、経路制御アルゴリズム、さまざまなプロトコルの詳細、アドレッシング、ブリッジ、ルータ、スイッチおよびハブのメカニズムについて、信頼性の高い内容がわかりやすく解説されている。8年ぶりに改訂された第2版では、スイッチングとブリッジ技術の進歩、VLAN、ファーストイーサネット、DHCP、ATM、IPv6、IPX、AppleTalk、DECnetなどについての記述が追加されている。

目次

ネットワークの基本概念
データリンク層
透過ブリッジ
始点経路制御ブリッジ
ハブ、スイッチ、仮想LAN、そしてファーストイーサネット
ネットワークインタフェース:サービスモデル
コネクション型ネットワーク:X.25とATM
汎用コネクションレス型サービス
ネットワーク層アドレス
コネクションレス型データパケットのフォーマット〔ほか〕

著者等紹介

パールマン,ラディア[Perlman,Radia]
ネットワークの分野で非常に大きな業績を残してきた。「スパニングツリーアルゴリズム」の提案者である。このアルドリズムはブリッジ(スイッチ)の考え方の基盤となるものであり、経路制御を強力かつ効果的に行うことを可能にする。また、IS-IS、OSPF、PNNIのような、近代的なリンク状態型経路制御プロトコルのすべての基礎となるものである。このほか、IS-IS、シンプル・マルチキャスト、耐サボタージュ経路制御の設計者でもある。Data Network誌の25周年記念号で、ネットワーク分野で貢献した25人のうちの一人に選ばれている。現在はSun Microsystems社に在籍。MIT(マサチューセッツ工科大学)からPh.Dを受け、スエーデン王立工科大学からは名誉博士を授与されている。所有する特許はおよそ50件。著書に『Interconnections:Bridges and Routers』『インターコネクションズ―ブリッジ、ルータ、スイッチとさまざまなプロトコル』の初版、1992年。『Network Security:Private Communication in a Public World』Charlie Kaufmanらとの共著、1995年

加藤朗[カトウアキラ]
東京工業大学大学院博士課程単位取得退学後、慶応義塾大学環境情報学部を経て、東京大学大型計算機センター(現、情報基盤センター)に勤務。1985年頃からJUNETの運用に携わり、また1987年からWIDE Projectにおいてインターネット関係の研究および運用に従事している。また、1984年頃から所属する組織のキャンパスネットワークの構築・運用にも関係している
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