ハロー“Hello、World”―OSと標準ライブラリのシゴトとしくみ

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ハロー“Hello、World”―OSと標準ライブラリのシゴトとしくみ

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  • サイズ B5判/ページ数 435p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784798044781
  • NDC分類 007.64
  • Cコード C3055

目次

ハロー・ワールドに触れてみる
printf()の内部動作を追う
Linuxカーネルの処理を探る
ライブラリからのシステムコール呼び出し
main()関数の前と後
標準入出力関数の実装を見る
コンパイルの手順と仕組み
実行ファイル解析
最適化
様々な環境と様々なアーキテクチャ
可変長引数の扱い
解析の集大成―システムコールの切替えを見る

著者等紹介

坂井弘亮[サカイヒロアキ]
組込みOS自作(KOZOS)、アセンブラ解析、イベントへの出展やセミナーでの発表などで活動中。セキュリティ&プログラミングキャンプ(現セキュリティ・キャンプ)講師(2010年~)、SECCON実行委員、アセンブラ短歌六歌仙のひとり(白樺派)、技術士(情報工学部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

30
#坂井弘亮 #技術士 #説明歌 C言語mainとprintfだけが可変引数一番難し  VMとGCCとLinux8086アセンブラも レジスタスタック関数呼び出しの手順リターンアセンブラ読む printfデバッガ使うGDB画面崩れを防ぐserber ステップの実行ブレイクポイントを逆アセンブルと比較してみる ライブラリシステムコール標準の入出力の仕組み役割 UNIX FreeBSD試すできれば TOPPERSも使ってね 2017/01/06

ide_an

4
Hello, Worldがどのように実行されるのか、glibcやLinux kernelの実装まで遡って解説している。 この本の主題は帯にもある通り、 「printfは何をしてるか」「main()が呼ばれるまでに何が起きているか」「main()からreturnした後に何が起きているか」だ。特に「printfが何をしているか」についてはLinuxとFree BSD、x86版とARM版とでのシステムコールの実装の比較に至るまで細かく書かれている。 2015/10/08

さい

1
システムコールが呼ばれるまでを、アプリケーション/glibc/kernel と追っていく。ユーザーランド/カーネルの切り替えの中で、CPUがどういう命令を実行しているのかというイメージが掴めた。タスクスケジュールやハードウェア割り込みによっても、kernel に制御が移るかと思うが、それがどういう仕組みなのか興味を持った2017/09/05

tabularavum

0
他の方も書いているが、リンカやローダの話が薄く痒いところに手が届かない印象を受けた。体系的にOSと標準ライブラリの何かがわかるわけではないが、ELFフォーマットについての解説等が多くバイナリに対するアレルギー解消をするにはちょうどいかもしれない。

hyoshiok

0
printf()がどのような仕組みによって実装されているかを、OSレベルまで潜って解説している。gdbを利用して、ステップ実行しながらシステムコールの動作をおう。動的解析と静的解析の手法の両方を使って深掘りしていく。バイナリエディタも使う。Linuxに詳しい人ならおなじみのint $0x80 の実装などにもずんずん迫っていく。その他glibc、main()関数、標準入出力関数、コンパイルの手順と仕組み、実行ファイル形式、最適化なども網羅している。スゴい。同著者の「大熱血!アセンブラ入門」もスゴい。2017/11/26

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