出版社内容情報
人工知能学会前会長であり、長年、AI将棋やAI小説家の研究・開発を続けてきた著者が、人類と人工知能の未来を考察する。プロ棋士・羽生善治との対談「AIは創造的な一手を指せるのか」も収録。
内容説明
AIに執筆させた小説が、「星新一賞」の一次審査を通過したことで脚光を浴びた「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」。同プロジェクトを主宰する著者は、「鉄腕アトムのような汎用AIの実現」を目標に掲げ、研究を続けてきた。独創的な物語を紡ぎ、絵を描き、プロ棋士を凌駕する知能すら獲得したAIが、アトムのように「心」を宿し、限りなく人に近い存在として社会へ進出する日は来るのだろうか?研究の最前線から、AIと人間の未来を予見する。
目次
プロローグ 溶け合う、人間とAIの境界線
第1章 “AI作家”は、生まれるのか
第2章 「知の敗北」が意味すること―棋界に見る、シンギュラリティの縮図
第3章 対談 AIは「創造的な一手」を指せるのか
第4章 AIに創造は可能か
第5章 「ポスト・ヒューマン」への、四つの提言
著者等紹介
松原仁[マツバラヒトシ]
工学博士。1959年、東京都生まれ。東京大学理学部情報科学科卒業、同大学院工学系研究科博士課程修了。通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)を経て、2000年より公立はこだて未来大学教授。人工知能、ゲーム情報学を専門とし、2014‐16年には第15代人工知能学会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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