知のトレッキング叢書<br> 虫から始まる文明論

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知のトレッキング叢書
虫から始まる文明論

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797672886
  • NDC分類 486.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「現代のファーブル」奥本大三郎が豊富な知識と広いフィールドワークから得た体験をもとに語る異色の文明論。人間の生活や文化は同じ土地に暮らす虫や鳥などの豊かな影響の中で生まれたものだった!

目次

第1部 虫の世界(タイカラー チェンマイの柄杓;南米カラー メタリックブルーの衝撃;インドネシア ビロードの翅を持つアゲハチョウ;アフリカ 大草原の感嘆符)
第2部 人の世界(美しい誤解;日本に風景画はあったのか;ルイ・ヴィトンはなぜ日本でよく売れるか)

著者等紹介

奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
フランス文学者。NPO日本アンリ・ファーブル会理事長。1944年、大阪生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院修了。『虫の宇宙誌』(集英社文庫)で読売文学賞、『楽しき熱帯』(集英社文庫)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

80
ほぼ日の学校で借りた本。 昆虫の色合いが、その地域にいる鳥と似通っている。さらに人間も同じような色合わせの服やアクセサリーを好むというのは興味深いです。 ヴィトンのあの柄が、日本の家紋をアレンジしていたのは知らなかったです。2019/09/11

さきん

7
たちの生活や文化は、その土地の風土、特にそこに暮らす虫や鳥などの豊かな影響によって生まれたものである。 ゴホンツノカブトとタイの寺院の屋根の形状の類似、アグリアスとベニコンゴウインコの色彩の共通点、プラチナコガネと黄金の装身具、フタオチョウの翅とマサイ族の楯の模様の相似、ルイヴィトンのマークは日本の家紋!? 日本人の目の接写レンズ的特徴が生んだ、根付け・印籠・ストラップ、日本庭園と松花堂弁当・幕の内・コンビニ弁当に共通する美意識、 風土の違いによる文学作品理解のずれによって生じた美しい誤解etc. 文芸2015/07/12

おせきはん

5
風土の違いが文化に与える影響を、虫だけでなく自然、絵画まで縦横無尽に語っています。『海潮音』に収録されている上田敏が訳したヴェルレーヌの「落葉」が、いかに日本人の感性に訴える名訳か原文をもとに解説された箇所では、フランス人と日本人の秋に対する考え方の違いがよくわかりました。浮世絵で描かれた風景は、風景そのものよりも自然を題材にデザインの奇抜さや切り取り方の斬新さなどを手柄としていたこと、日本人には花見の対象であるサクラが、西洋ではサクランボの実る木としての価値が重要であることの解説なども興味深かったです。2015/03/25

トムトム

4
たくさん生き物を知っていると色々な共通点に気づく。なるほどと思うことがあった2019/07/20

田蛙澄

4
それぞれの風土によって虫や鳥の柄や模様が共通し、それがその土地の人間の色彩感覚や図柄にも影響する話から、風景論などにおよび、いかに人間の美的感覚や価値観がそれぞれの風土に即して醸成されるかを描いていてとても面白い。日本人が子供のころから虫取りをする習慣が、細かなものや微視的なものへの愛着を生み出しているというのも面白い。しかし後半になると文化論の比重が大きくなって虫の話が少なくなるのがすこし物足りなく感じた。鶯が日本のウグイスではなく鮮やかなコウライウグイスを本来指すというのが驚き。2017/09/01

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