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江戸の数学教科書

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797671872
  • NDC分類 419.1
  • Cコード C0040

出版社内容情報

日本のノーベル賞の原点は江戸時代にあり。江戸時代、庶民から大名までが芸術や娯楽のような感覚で数学を楽しむ一方、和算家たちの業績は世界的レベルにあった。知られざる江戸の数学ワールドを案内しながら、和算の魅力を再認識する。

内容説明

日本人が愛した「算数の心」とは?世界一の水準を誇った江戸の数学ワールドへ。

目次

第1章 大名から子供まで、江戸時代は数学フィーバー(受験もないのに数学が流行した江戸時代;「算額」という独自の数学文化;『万葉集』に隠されたかけ算九九 ほか)
第2章 円周率を求めよ!和算家たちの挑戦(東大の入試問題「円周率が3.05より大きいことを証明せよ」;「内接する八角形の周」に着目すれば勝ったも同然;円周率の歴史 ほか)
第3章 現代に生きる和算(数学の「競技人口」が多かった江戸時代;受験勉強が狭める数学の裾野;寺子屋のない地方にも存在した数学塾 ほか)
和算の練習問題

著者等紹介

桜井進[サクライススム]
1968年山形県生まれ。東京工業大学理学部数学科、同大学院卒業。sakurAi Science Factory主宰、サイエンスナビゲーター。東京工業大学世界文明センターフェロー。在学中から塾講師として教壇に立ち数学や物理を楽しく追求する。その傍ら、身近なものや数学者の人間ドラマを通して数学の楽しさや美しさを伝える「サイエンスエンターテインメント」活動を展開。2000年よりスタートした講演は日本全国で反響を呼び、現在も数学のロマンをナビゲートし続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこと

11
「天地明察」を読んで和算や数学に興味を持ったので借りてみた。思ったよりわかりやすくて面白かったです。「天地明察」を読んだ人ならきっと楽しめること請け合いです。しかし外国と遮断された鎖国下の日本でこんなにも数学(算術)が広まっていたとは!しかも庶民の楽しみとして!パズルとかナンプレみたいな感覚だったのかな。それにしても庶民が8次方程式を解いていたとは驚きである。もう一度、勉強しなおそうかな…息子の教科書借りて。そんな気になる一冊でした。2013/06/03

ガラスのバラ

4
和算、算額はおもしろく、興味のある分野なのだが、本は少ない。 この本は読みやすかった。江戸時代は庶民にも数学が人気で、世界的にも誇れるくらいのレベルだったことは意外と知られていない。図書館本だったが、また時間をかけて再読したい。2017/03/28

PG

3
円周率の日にちなんで一部再読。第二章「円周率を求めよ!和算家たちの挑戦」がぶっ飛んでて好き。2014/03/14

koba23

3
江戸時代に、これだけ和算という数学が発達していたとは驚く話であった。しかも庶民まで。日本人としてちょっと誇らしい。。。。2012/10/19

shiro

3
娯楽として楽しむということ。数の美しさを感じます。2010/01/17

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