外務省の愚―フィリピン・無実の死刑囚 中島忠弘の慟哭

外務省の愚―フィリピン・無実の死刑囚 中島忠弘の慟哭

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797449815
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

何らの調査・裏付けもなくフィリピン政変の渦中に在住の一日本人中島忠弘を「虎の穴」に突き落とした外務省官僚、外交官の無能、事なかれ主義、腐蝕、非人間性を私は指弾する!渾身のルポ。

目次

1 逮捕―一九八六年、五月十二日、R・C・B・C銀行の逮捕劇
2 判決―暗黒裁判でTHE DEATH PENALTY!死刑の判決
3 幽閉―モンテンルパ、ニュー・ビリビッド刑務所、高圧電流と機関銃の最高警備所内
4 遡及―何故、オレは無実なのに、死刑囚になったんだ!?
5 共犯―抱えた日本人がアダになる
6 救助―逮捕前の今昔、政変の罠
7 信条―拳銃一丁で、マニラに渡って…
8 浮沈―軍の中枢に食い込み意気軒昴、そして、革命後、一転して死刑囚!!
9 騒乱―モンテンルパ刑務所の殺傷の日々
10 独房―嗚呼、1D舎房時代
11 絶叫―山下大将の無念が中島の心を叩き、モンテンルパに無実を叫ぶ!!

著者等紹介

岩政光則[イワマサミツノリ]
1934年山口県徳山市生まれ。早大露文科(同期に、故後藤明生、五木寛之他俊英多数)を経て、三省堂、文理、研数書院、駿台学園、講談社と編集一筋。第一次オイル・ショックの39歳より、編集プロ岩政企画を設立、50歳まで、同社経営と出版社勤務(主として、経営参加または契約社員、ライターとして…)を両立
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。