出版社内容情報
注目の2人による今後日本に必要な発想とは
みなさんは、「平成」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
「バブル崩壊」「失われた20年」「二流国への転落」……。
決してポジティブとはいえないイメージを抱いている方も少なくないでしょう。
その認識は、本当に正しいのでしょうか。
たしかに、平成の間に失われたものや、反省すべき点はたくさんあります。
しかし、そこに囚われるあまり、現在の日本が抱えている問題の本質や、
その解決の糸口が意外なところに潜んでいることに、多くの人は気付いていないのではないでしょうか。
たとえば最近、「ベーシックインカム」についての議論をよく目にします。
「そんな財源はない」「あくまでも理想論であって、夢物語だ」といった反論をする人もいます。
しかし実は、現在の日本の一部の地域では、「ベーシックインカム」と同様の状況が、既に生まれているのです。
平成の次の時代を、我々はどう生きていくべきなのか。
今の日本が抱えている課題と、この先の未来に向けての解決策を、
その分野のプロフェッショナルの方の力も借りながら、考えてみました。
(「はじめに」より一部抜粋)
落合 陽一[オチアイ ヨウイチ]
著・文・その他
内容説明
人口減少、超高齢社会、社会保険の破綻…など、ますます将来が見通せなくなっている今、日本を再起動するために、私たちは、何をどう考えるべきなのか。ミレニアル世代注目の論客と、次世代リーダーたちが、日本の本質的な論点と、次の時代への指針を示す。ニコニコ生放送で話題になった「平成最後の夏期講習」を下敷きに、著者が大幅に加筆。
目次
序章 テクノロジーと日本の課題を探る―「現在」から「次の時代」のために
第1章 「働く」ことへの価値観を変えよう―AI・高齢化時代の「仕事」を考える
第2章 超高齢社会をテクノロジーで解決する―「免許証を取り上げなくて済む」社会のために
第3章 孤立化した子育てから脱却するために―「新しい信頼関係」に基づくコミュニティで子育て問題を解決する
第4章 今の教育は、生きていくために大事なことを教えているか?―「詰め込み型教育」と「多様性」を共存させる
第5章 本当に、日本の財源は足りないのか―高齢化でもGDPが増えているデンマークに学べ
第6章 人生100年時代の「スポーツ」の役割とは?―「健康」のための運動から「Well‐being」 ヘ
著者等紹介
落合陽一[オチアイヨウイチ]
1987年生まれ。メディアアーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学学長補佐・准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤長、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。ピクシーダストテクノロジーズCEO。2015年米国WTNよりWorld Technology Award 2015、2016年Ars ElectronicaよりPrix Ars Electronica、EU(ヨーロッパ連合)よりSTARTS Prizeなど国内外で受賞多数。現在、NewsPicks、news zeroなどメディアでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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