SB新書<br> やってはいけない健康診断―早期発見・早期治療の「罠」

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SB新書
やってはいけない健康診断―早期発見・早期治療の「罠」

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797393613
  • NDC分類 498.81
  • Cコード C0247

出版社内容情報

欧米には職場健診や人間ドックは存在しない定期健診、人間ドックが、かえって寿命を縮める「罠」!
がん放置療法の近藤誠と、老人医療の和田秀樹が暴く、
日本の医者が絶対言わない
「正常値神話」「薬漬け医療」で
寿命を縮めるニッポンの健診・医療の真相!


はじめに 健診で寿命が伸びるというデータのない日本――和田秀樹
第1章 健診を受ける人ほど早死にするカラクリ――健診大国ニッポンの罠
第2章 日本でだけまかり通る「正常値」神話――薬漬け医療の温床と実態
第3章 世界では「がん検診は無効」が常識である――寿命を縮める「検査病」
第4章 数々生まれる「検診」なるものの罠――なんでも「異常あり」とされる検査
第5章 だれがだれのために健康人を病人にするのか?――医学部と製薬業界の不都合な真実
第6章 忖度する医療が患者の寿命を縮める――医療の進歩を本当に妨げている医者ムラの真実
おわりに これまでの健康常識を疑え!「検査値」や「診断結果」より信ずべきこととは?――近藤誠


近藤 誠[コンドウ マコト]
著・文・その他

和田 秀樹[ワダ ヒデキ]
著・文・その他

内容説明

「健康のため」と称しい職場健診や人間ドックを受診する日本人。だが、健診を受けたら「寿命が延びる」というデータはなく、欧米には健診すら存在しない。検査で“異常”とされ、健康人が“病人”にさせられ、ムダな手術や投薬で命を縮めていくのが現実である。その裏には、うさんくさい「正常値」の存在、金儲けと化した健診を取り巻く医療ビジネスなどが隠れている。本書は、日本の医療を憂える近藤誠氏と和田秀樹氏が、過剰な医療介入を避け、寿命を縮めないために知っておくべきことを語る。

目次

第1章 健診を受ける人ほど早死にするカラクリ―健診大国ニッポンの罠
第2章 欧米では「健康診断・がん検診無効」が常識である―職場健診で寿命を縮める日本人
第3章 間違いだらけの健康常識―健診を受ける前に知っておくべきこと
第4章 日本の異常な「正常値」信仰―健診ターゲットは40代50代へ:第5章 だれがだれのために、健康人を病人にするのか―健診を取り巻く不都合な真実
第6章 検査値や健診結果より大切なこと―過剰な医療介入を避けるための新常識

著者等紹介

近藤誠[コンドウマコト]
1948年東京都生まれ。近藤誠がん研究所所長。73年慶應義塾大学医学部卒業、同大学医学部放射線科入局。79~80年アメリカ留学。83年から同医学部放射線科講師を務める。乳房温存療法のパイオニアとして知られる。96年の『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)以降、医療界にさまざまな提言を行っている。2012年には第60回菊池寛賞を受賞。14年慶應義塾大学医学部を定年退職。13年「近藤誠がん研究所セカンドオピニオン外来」を開設している

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学大学院教授、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師。85年東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローなどを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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