出版社内容情報
「サクラ」は1年中咲いている!?
桜には人をひきつける魅力があります。
それは、「春にパッと咲いてパッと散るから」といった単純なものではないはずです。
桜と「サクラ」はどこから来たのでしょう?
DNA分析やフィールドワーク、歴史的資料などを通じてわかった事実から解き明かし、現在と過去、里と山に生きる桜の姿に迫る1作。
第1章 サクラの不思議
第2章 ‘染井吉野’の真実
第3章 桜と日本人
終章 なぜサクラは美しいのか
勝木 俊雄[カツキ トシオ]
著・文・その他
内容説明
桜は、底知れぬ魅力をもっています。けっこう知っているつもりでも、どのように育ち、咲き、実をつけ、枯れるのかをあらためて見ていくと、想像もしなかった事実や歴史に出合えるでしょう。そこで本書では、生き物としての桜を20年以上研究している著者が、その知られざる面を中心に、50のトピックスにまとめました。現地調査やDNA分析、歴史的資料とともに「科学的な謎解き」を楽しみつつ、「新しい桜の見方」に触れられる1冊です。
目次
第1章 サクラの不思議(サクラは1年中咲いている;桜切る馬鹿?;巨樹・老木の桜 ほか)
第2章 “染井吉野”の真実(“染井吉野”は一斉に咲く?;花の色はうつりにけりな;葉が出る前に花が咲く ほか)
第3章 桜と日本文化(天然記念物の桜;奈良時代のお花見は梅;吉野は桜の代名詞 ほか)
終章 日本人は桜に魅惑される
著者等紹介
勝木俊雄[カツキトシオ]
1967年福岡県生まれ。1992年東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。農学博士。国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所多摩森林科学園チーム長。専門は樹木学、植物分類学、森林生態学。20年以上にわたってサクラを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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