SB新書<br> 沿線格差―首都圏鉄道路線の知られざる通信簿

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SB新書
沿線格差―首都圏鉄道路線の知られざる通信簿

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797388657
  • NDC分類 686.213
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「わが路線」、はたしてイケているのか?主要ターミナル駅から、郊外に向けて放射線状に伸びていく鉄道路線。
私たちが毎日通勤の手段として活用しているこれらの各路線に固有のイメージ、
路線間のヒエラルキー(序列)はどのようにして誕生したのか?
各路線を通信簿でシビアに採点すると共に、哀しくも可笑しい「沿線格差」を愉しみつくす!
◆「勝ち組10路線」と「負け組8路線」を発表!
見栄っ張り度?1 ⇒東急田園都市線
自虐度?1 ⇒東武東上線
意外にも実力度?1 ⇒京急本線
住みたい街充実度?1 ⇒中央線
――各路線の噂(都市伝説?)やイメージを徹底検証!
 
この本を読めば、「首都圏沿線あるある」として話が盛り上がること間違いなし!
そして毎日自分の通勤している路線がいとおしくなる!?

◆あるようでなかった「沿線」のランク付け!

「どのような場所に住むか」その判断にも影響を与えるのが、最寄り駅のある鉄道沿線の利便性やイメージだ。
首都圏から郊外へ向かう路線を中心に、皆気づいていながら、
あまり触れられてこなかった路線の格付けをあえて公開する。
「住む年数を経るごとに沿線への愛着が増し、ほかの沿線に移る気はない」
これも正解ではあるが、わが路線の実力をここは冷静に評価し、各沿線の個性を考えてみよう。

◆ブランドタウン充実路線から、酒盛り列車と呼ばれる路線まで
各沿線の愛すべき個性を徹底分析!


【第1章 首都圏の主要各沿線の通信簿】
中央線 / 総武線 / 東海道線 / 埼京線 / 常磐線 /京葉線
東急東横線 /東急田園都市線 /西武新宿線 /西武池袋線
小田急線 / 東武東上線 / 京成線 / 京王線 / 京急線
相鉄線 / 東京メトロ 東西線 / 都営三田線 /つくばエクスプレス
 
【第2章 テーマ別沿線ランキング】
お金持ちの沿線ランキング
乗客数アップ、ダウン路線ランキング …ほか
 
【第3章 沿線イメージのウソと真実】
・各沿線に特有なイメージはどうして出来た? ?沿線開発の歴史から現在のヒエラルキー誕生、異変まで


首都圏鉄道路線研究会[シュトケンテツドウロセンケンキュウカイ]
東京の鉄道路線を中心に各種統計データなどを駆使して、鉄道がもたらす様々な効果効用を日夜研究している。属性としては「鉄ちゃん」でもあり、三度の飯より鉄道をこよなく愛する。「路線の格付け」は確かに存在するが、いかなる路線であってもそこに乗客がいる限り、それを愉しみ愛でる観点を忘れない。 執筆者:小川裕夫、小林拓矢、佐藤充、常井宏平

内容説明

勝ち組10路線と負け組8路線を発表!ブランドタウン充実路線から、酒盛り列車と呼ばれる路線まで、各沿線の愛すべき個性を徹底分析!

目次

第1章 首都圏の主要路線の通信簿(住みたい街が密集するアッパー路線 中央線;首都圏を縦断する「まぜこぜ」路線 総武線 ほか)
第2章 テーマ別沿線ランキング(沿線の所得が多い路線、少ない路線―“お金持ち”が多く住む街を走る路線はどこ?;乗客数が増えている路線、減っている路線―人口減少時代に、乗客数を伸ばしている路線はどこだ? ほか)
第3章 沿線イメージのウソと真実(沿線開発のビジネスモデルを築いた小林一三;ライバルの追随を許さない東急のイメージ戦略 ほか)
第4章 同一沿線内でも無視できない「駅力格差」(交通や生活の利便性が高い駅ほど「駅勢圏」も強くなる!?;平均賃料から見る各駅の「駅力」と将来性 ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

30
沿線ごとに売り上げからブランド、歴史、住民の気質を分析する。中央線が一番ユニークで面白いと思った。貧乏人から金持ち、インテリ、左派みんな揃っている。後は、各鉄道会社の経営戦略を俯瞰して読んでいる内容が多く、鉄道関係者こそ一読する価値があると思った。いくつかの路線は、みんなも同じことを感じているんだなということを実感した。関東は鉄道文化が非常に発達していてその多様性は世界中を見渡しても類を見ないものがあると思う。2017/01/01

よっち

29
主要ターミナル駅から郊外に伸びてゆく首都圏18路線の経緯と現況、将来展望を検証した一冊。調査された数値データに基づく比較や著者による所感も述べられていましたが、格差や格付け、勝ち負けがどうこうよりも、むしろ各鉄道が設立された経緯や、現況や将来展望がどうなっているのか、そういった部分に期待して読みました。各鉄道の戦略や成功と失敗、意外なエピソードもあったりでなかなか興味深く読めましたし、これから住むところを考える人には参考になるのかも。できることなら全ての路線をカバーしてくれると良かったかなとは感じました。2016/09/23

akira

23
新書ながらマニアックでたのしめた。学生時代にバイトでいろいろ行ってたお陰で、今回は懐かしく思い出しながら読めた。ストリートビューでいまの様子が見れるのもおもしろい。鉄道の収益といえばやはり運賃が思い浮かぶが、その沿線を魅力的にすることで発展させるというビジネスモデル。大学誘致やレジャー施設の建設など、スケールが違うなと。やはり自分のキャパシティ以上の観点を持てるかどうかというのは、今後の事業を計画する上で必要な要素だと感じた。思い描ける以上のことはやれない。「阪急の沿線開発という収益モデル」2017/02/21

緋莢

15
住む場所を決める際の判断に大きな影響を与えるのが、最寄り駅のある鉄道沿線の利便性とイメージだ。首都圏から郊外へと向かう路線を中心にブランドタウンや接続路線の多さ、遅延や混雑の少なさなどを元に19の路線を「勝ち組」、「負け組」としてランキング。さらに沿線開発の歴史や賃料や利便性などで、あまり知られていない街なども紹介。2017/05/06

トリプルアクセル

14
統計の取り方や指標によってどうしてもランキングは変動してしまうが、一つの指針として考えると興味深い内容だった。意外なデータもあったりして、もっと類書を読みたくなった。2017/10/02

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