サイエンス・アイ新書<br> 潜水艦の戦う技術―現代の「海の忍者」‐その実際に迫る

電子版価格
¥1,210
  • 電書あり

サイエンス・アイ新書
潜水艦の戦う技術―現代の「海の忍者」‐その実際に迫る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797381290
  • NDC分類 556.97
  • Cコード C0256

出版社内容情報

知られざる海中の守護神の秘密

国土を海に囲まれている日本は、輸出入の99.7%を船に頼っており、海上交通路(シーレーン)を確保できるか否かは、国家の存亡にかかわります。海上交通路の確保に重要な役割を果たすのが、海中を長期間行動できて隠密性が高い潜水艦です。日本に限らず海洋国家の多くが潜水艦を運用しています。また、核保有国の多くは、核弾頭を搭載したミサイルを積んだ原子力潜水艦を抑止力として運用しています。本書では、あまり知られていない潜水艦の秘密を解説していきます。

第1章 潜水艦の歴史
第2章

内容説明

国土を海に囲まれている日本は、輸出入の99.7%を船に頼っており、海の自由な利用の可否は国の存立にかかわる。日本が海を自由に利用することを邪魔しようとしたり、日本への侵略を企てるものによる海の利用を拒否する役割を果たす潜水艦。海中に潜んで敵を討つ、その戦術の秘密。

目次

第1章 潜水艦の歴史
第2章 潜水艦の構造
第3章 潜水艦の潜航と浮上
第4章 潜水艦の動力
第5章 潜水艦の航法
第6章 潜水艦と音
第7章 潜水艦の戦い
第8章 潜水艦救難

著者等紹介

山内敏秀[ヤマウチトシヒデ]
1948年、兵庫県生まれ。1970年、防衛大学校(第14期)卒業(基礎工学1専攻)。海上自衛隊入隊。1982年、海上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程学生。1988年、潜水艦「せとしお」艦長。1996年、青山学院大学国際政治経済学研究科修了。2000年、防衛大学校国防論教育室教授。2004年海上自衛隊退官。現在は、太平洋技術監理有限責任事業組合理事(安全保障担当)、首席アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

inami

30
◉読書 ★3 たまたまBOOKOFFで目に止まった本で、自衛隊の魅力にとりつかれたカズレーザーさんみたいな知識を得たいと思って読んだわけでもない(笑)。ただ、以前呉市に旅行で行った際、「隠密性」が最大の武器の潜水艦が停泊している(停泊はするわな・・笑)のを見てちょいと感激したことはあった。本書は、潜水艦の歴史、構造、潜航と浮上、戦い(通信、魚雷、ミサイル、機雷、回避等)などを図解や写真を多用しわかり易く解説している。核弾頭装備の弾道ミサイル搭載原子力潜水艦保有のお隣さん「中国」の動きも気になるなあ・・ 2021/06/24

スー

22
2かなり専門的な内容になってます。潜水艦の性能を左右する耐圧殻の材料といかに加工が難しく高度な技術を要するかの解説。そして疑問に思っていた高性能潜水艦が商船と衝突した謎についても理解できました。海中の音の伝わり方や温度と塩の密度の変化により探知出来ない領域の存在と近いからと言っても探知出来ない事もあるなど詳しく解説されてます。AIP機関の解説もあって良かったです。2022/01/06

bluemint

13
重要機密の塊といわれる潜水艦の基本が理解できた。潜って移動するにも艦の姿勢を制御するために様々な手順や技術が必要となる。最新ではないにしろ写真や図が豊富でわかりやすく、歴史から艦長になるまでの道のりやレスキュー方法まで記載され面白かった。サブマリン707から入った身としては、もっと戦闘方法や搭載武器などが知りたかったが、絶対秘密なんだろうな。満足。2018/06/19

モモのすけ

11
知らなかった。「(宮崎県の)えびの送信所で、潜水艦向けの(VLF)送信を行っている」2015/07/14

文章で飯を食う

10
けっこう読みごたえがあった。潜水艦救難は初めて知った。2015/08/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9733436
  • ご注意事項