ソフトウェアシステムアーキテクチャ構築の原理―ITアーキテクトの決断を支えるアーキテクチャ思考法 (第2版)

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ソフトウェアシステムアーキテクチャ構築の原理―ITアーキテクトの決断を支えるアーキテクチャ思考法 (第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 582p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784797376722
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C0055

出版社内容情報

ステークホルダ志向を徹底する基本原則!

ITアーキテクトが、「ステークホルダ」を満足させ、なおかつ堅牢なシステムを開発するために必要となる基本概念が「ビューポイント」と「パースペクティブ」。このアーキテクト思考の原理・原則を実践的に詳細に解説。

1 概論

第1部 アーキテクチャの基本9
2 ソフトウェアアーキテクチャの概念
3 ビューポイントとビュー
4 アーキテクチャパースペクティブ
5 ソフトウェアアーキテクトの役割

第2部 ソフトウェアアーキテクチャのプロセス
6 ソフトウェアアーキテクチャプロセス概論
7 アーキテクチャ定義プロセス
8 関心事、原理、決定
9 ステークホルダを特定して参加させる
10 シナリオを特定して使用する
11 スタイルとパターンを使用する
12 アーキテクチャモデルの制作
13 アーキテクチャ記述を作成する
14 アーキテクチャを評価する

第3 部 ビューポイントカタログ
15 ビューポイントカタログ概論
16 コンテクストビューポイント
17 機能的ビューポイント
18 情報ビューポイント
19 並行性ビューポイント
20 開発ビューポイント
21 配置ビューポイント
22 運用ビューポイント
23 ビュー間の整合性を実現する

第4部 パースペクティブカタログ
24 パースペクティブカタログ概論
25 セキュリティパースペクティブ
26 パフォーマンスとスケーラビリティパースペクティブ
27 可用性とレジリエンスパースペクティブ
28 発展性パースペクティブ
29 その他のパースペクティブ


第5部 すべてを1つにまとめる
30 ソフトウェアアーキテクトとして仕事をする

付録 その他のビューポイントセット
 A.1 KRUCHTEN の「4+1」
 A.2 RM-ODP
 A.3 シーメンス(HOFMEISTER、NORD、SONI)
 A.4 SEI "Views and Beyond"ビュー
 A.5 GARLANDとANTHONY
 A.6 IAF
 A.7 エンタープライズアーキテクチャフレームワーク
 A.8 その他のエンタープライズアーキテクチャフレームワーク

【著者紹介】
Nick Rozanski(ニック・ロザンスキ)ロザンスキは1980年代からIT産業でいくつかの大規模システムのみならず小規模システムのインテグレータとして働いてきている。例えば、Logica、Capgemini、Sybase などである。また一方でMarks and Spencer and Barclays Global Investorsなどでのエンドユーザオルガニゼーションの経験も豊富である。財務、小売り、製造、および政府機関といった広範囲に及ぶプロジェクトで上級者として監督、指導してきた。彼の技術的なバックグランドには、エンタープライズアプリケーション統合、パッケージ実装、リレーショナルデータベース、データ複製、オブジェクト指向ソフトウェア開発などがある。彼はまた熟達の技術指導者でもあり、認定プロジェクト内部監査人でもある。

内容説明

アーキテクチャ設計は判断の連続。多様なビューポイントとパースペクティブを使用し「理由」のあるアーキテクチャ設計をせよ。クラウド、ビックデータ、アジャイル開発の時代に、ITアーキテクトの思考と行動を支える基本原則と手法を詳細に体系化。

目次

第1部 アーキテクチャの基本(ソフトウェアアーキテクチャの概念;ビューポイントとビュー ほか)
第2部 ソフトウェアアーキテクチャのプロセス(ソフトウェアアーキテクチャプロセス概論;アーキテクチャ定義プロセス ほか)
第3部 ビューポイントカタログ(ビューポイントカタログ概論;コンテクストビューポイント ほか)
第4部 パースペクティブカタログ(パースペクティブカタログ概論;セキュリティパースペクティブ ほか)
第5部 すべてを1つにまとめる(ソフトウェアアーキテクトとして仕事をする)

著者等紹介

ロザンスキ,ニック[ロザンスキ,ニック] [Rozanski,Nick]
1980年代からIT産業でいくつかの大規模システムのみならず小規模システムのインテグレータとして働いてきている。熟達の技術指導者でもあり、認定プロジェクト内部監査人でもある

ウッズ,オウェン[ウッズ,オウェン] [Woods,Eoin]
ヨーロッパのある大手投資銀行の株式などのエクイティー運用技術グループの主任アーキテクト。この仕事に就く前は、Barclays Global Investorsでアプリケーションアーキテクチャグループを率いたり、Group Bull、Sybase、InterTrust、Zuhikeでソフトウェアエンジニアとして従事していた。その間、自身のコンサルタント会社Artechraも設立している

榊原彰[サカキバラアキラ]
1986年日本アイ・ビー・エム株式会社入社。SEとして多数のシステム開発プロジェクトに参画。専門はアーキテクチャ設計技術。2006年から同社東京基礎研究所にてサービス・ソフトウェア・エンジニアリングの研究に従事した後、グローバル・ビジネス・サービス事業CTOを経て、現在同社スマーター・シティ事業CTO。IBMディスティングイッシュト・エンジニア。ACM、IEEE Computer Society、情報処理学会、プロジェクトマネジメント学会の各会員。NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会理事。日本ファンクションポイントユーザー会(JFPUG)役員

牧野祐子[マキノサチコ]
1986年、国際基督教大学教養学部語学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

konomichi

3
昔、OMTが、ソフトウェアを3つのモデルで表現したように、システム全体のアーキテクチャを様々なビューポイント、ビュー、パースペクティブをキーに複数の視点それぞれでモデル化して、ステークホルダたちの理解を得る。そのためのアーキテクチャに対する考え方を厳密に定義した設計哲学書。本題はあくまで「アーキテクチャを検討する際の考え方」なので、抽象論が延々と続くため読んでて辛いが、たぶんこれをみっちり読めば、システム開発初期の見通しはきっと明るくなる。アーキテクトさんには必須だと思います。2015/11/28

monotony

0
長いこと積読状態だったものをようやく読了。もっと早く読めば良かったというのが正直な感想。自分の中で無意識とか感覚的に判断していたことが、かなり網羅的に言語化されている。一見すると抽象的でなに書いてあるかわからん本のようにも見えるけど、それなりに経験積んだ中堅エンジニア以上には有用だと思われる。2022/08/28

Hirotaka Nishimiya

0
教科書的でPMBOK読んでいるよう。抽象論が続き目新しい情報もないので途中で読むのをやめた。2019/02/20

kuma-kichi

0
ゴリゴリの技術論かと思いきや、アーキテクチャを構築する時に注意すべきことを、ステークホルダ(関係者)、ビューポイント(視点)、パースペクティブ(視点、かな?)でまとめている。 これは、世の中のITアーキテクトの方に読んでほしい。2018/12/30

たくち

0
ステークホルダの存在を導入して、アーキテクトおよびスペシャリストの役割を示している第1部が秀逸。以降はすごく上流工程的な話が続くので読者を選ぶ。(個人的には退屈であった。)2018/04/07

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