内容説明
１９４２年に米国で刊行され、現在まで読み継がれている数学入門書の古典。詩のスタイルで綴られた文章と、イメージあふれるイラストで数学を学ぶ意味を説き明かす。アインシュタインをも魅了した独創的な解説。
目次
１ 古い事柄（５０００万人が間違っていることもある；天井にぶつからないように；ティッシュの思考；一般化；わたしたちのトーテムポール；トーテムポール（続）
抽象化
「用語を定義せよ」
結婚
子供
ＰＡＲＴ１のまとめ）
２ 新しい事柄（新しい教育；常識；自由と野放図；高慢と偏見；２＋２は４でない！；抽象化―現代的な方法；第４の次元；覚悟；この現代）
著者等紹介
リーバー，リリアン・Ｒ．［リーバー，リリアンＲ．］［Ｌｉｅｂｅｒ，Ｌｉｌｌｉａｎ Ｒ．］
１８８６‐１９８６。ロングアイランド大学数学科長
リーバー，ヒュー・グレイ［リーバー，ヒューグレイ］［Ｌｉｅｂｅｒ，Ｈｕｇｈ Ｇｒａｙ］
１８９６‐１９６１。ロングアイランド大学美術学科長
水谷淳［ミズタニジュン］
翻訳者。東京大学理学部卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Take@磨穿鉄靴
36
数学を不思議なイラストを絡めて眺める。そんなお話。入り口の問いかけからすっかり「??」状態で手を止めて計算してやっと理解。それも途中で計算出来ない問題が出てきてそこからは星の王子様を楽しむような感覚で進む。この本の本来の楽しみを享受するにはまだ私の数学力が足りない。もっと数学を進めなくては。現在数学Ⅱの指数関数。これが終われば次は微積。今の私には過ぎた本。★★★☆☆2022/01/21
アリ子
18
親しみやすいイラストに、一見平易そうな文章なのだけど、内容は抽象的で哲学的。予想に反して難しい話だった。2015/02/01
たー
18
子供がもう少し大きくなったら読ませてあげたいかも。（あと数学嫌いの妻にも）2011/10/04
がくちゃびん
11
数学や科学とは何か、そこから得るべき教訓とは何かを分かりやすく平易に解説した啓蒙書。というと堅苦しい空気を感じてしまうが、中身は本当に簡単に解説してくれてるし、それでいて非情に深遠な内容を含んでいる。これからの進路を考えるべき中高生や、理系から離れて久しい大人にも読んでほしいと思える良書でした。2016/03/14
こたろう
11
数学的な考え方を、散文詩のような文章とイラストで分かり易く説いた数学入門書。週刊ブックレビューで取り上げられていて読んでみたら、これは面白い！赤道を一周したら、頭と足のどちらが長い距離を移動するか？なんて子どもと一緒に笑いながら考えて、笑いながら納得。初版は1942年という古典だがとても読み易く、哲学的な印象を受けた。2011/12/26
