ソフトバンク新書<br> 織田信長のマネー革命―経済戦争としての戦国時代

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織田信長のマネー革命―経済戦争としての戦国時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797363692
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

戦国時代のヒーロー・織田信長。彼の強さの秘密は経済にあった―。華々しい合戦が注目されがちな戦国時代だが、その裏側で多くの戦国大名は経済でも競い合っていた。群雄割拠の乱世において信長はいかなる経済戦略を駆使していたのか。様々な角度からその非凡な手腕を探る一冊。

目次

序章 信長はいかにして軍資金を調達していたのか?
第1章 日本の経済システムは信長が作った!?
第2章 長篠の戦いは“経済戦争”だった
第3章 延暦寺の焼き討ちは“大財閥”の解体だった
第4章 安土城“テクノポリス”構想
第5章 信長の“理想国家”の行方

著者等紹介

武田知弘[タケダトモヒロ]
1967年福岡県出身。西南学院大学経済学部中退。1991年大蔵省入省。バブル崩壊前後の日本経済の現場をつぶさに見て回る。1998年から執筆活動を開始。1999年大蔵省退官、出版社勤務を経てライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

28
本書の最も言いたいことは、織田信長をはじめとする戦国大名は、徹底して経済合理化をはかっていた。その中でも信長は、「やる」と決めたら、徹底的に「やる」という感じです。度量衡の統一や三貨制の導入、賦役(賃金税、社会保険料)、地子銭(固定資産税)の廃止など、経済上の「自由取引」を妨げるものは、断固とした姿勢で臨んだみたいです。自分が書いたブログネタにも通ずる!(と思う気がする)ブログネタとしていいかもhttp://academicentertainment1.blogspot.jp/2012/09/6.html2012/09/28

春風

21
織田信長の業績を経済学的視点から論じた一冊。経済学からみると、信長の合理性が改めて実感できる。また、事業家としてはゼロベースで物事を考え、どのようにすれば最大の利益を獲得できるかを考え抜いているというのがよくわかり、その思考体系には現代人も学ぶことが多いと言えよう。「金銀は室町後期にはダイヤモンドのようなもので、希少価値はあるが貨幣価値は無かった。その金銀に貨幣価値の機能を持たせたのが信長であった」などの初めて聞く例が多くあり、目から鱗であった。一読すると、信長の経済センスの高さがよくわかる。2017/12/16

slider129

13
織田信長の革新性については、正直今更ながらと思ったが、Amazon で評価が高かったので読んでみたら、実にコンパクトにまとまっていて楽しく読めました。本書に書かれている通り、全てにおいて信長が最初に行なったことではなくても、明確な天下布武へのビジョンがあったればこそ、戦国の世を統一するにこぎつけたんだと感じた。既得権益の破壊に規制緩和と、まさにスクラップ&ビルドで国造りを行なった、革新的な政治家だったんだなぁ。2014/01/31

mitsu44

11
薄い本ではあるが膨大な文献から信長を経済に絞ってまとめた良書。信長の経済面から見た勢力の広げ方、貨幣制度や金銀貨を初めて用いたり、検地の基準を初めて統一したり、貿易の要所やテーマパークとして安土城の築きと様々な初めての試みを行った信長。 少し他の歴史書物に描かれる信長とは違う一面を感じられて面白かった。2018/10/10

文章で飯を食う

10
織田信長が以下に天才で革命的だったのかが良くわかる本。比叡山が財閥だったのは、すごい。2018/11/13

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