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内容説明
「あの子…死にたがってるのよ」視線を逸らすティグレアの呟きに、マナガは言葉を失った。最愛の父、そして母の死…。マティアに…まだ11歳の少女にとって、それはあまりにも苛烈で重すぎる試練だった。そう、自身の死にしか、希望を見出せなくなるほどに…。少女は笑わない。すべての感情は硬い殻の中に閉じ込められたまま…。まだ死んでいないから生きている、ただそれだけ…。そんな凍りついた少女の心を、マナガリアスティノークルは…旧き精霊は救い出すことができるのだろうか。マティアとマナガの出逢いが紐解かれるブラックシリーズ第12弾。
著者等紹介
大迫純一[オオサコジュンイチ]
漫画家、造形助手、アトラク俳優といった職歴を経て作家となる。日本推理作家協会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロヤギ
1
マティアとマナガの出会い編にして過去編。キネティック版を先にプレイしていたため後回しにしてしまったのが今更ながら後悔。小説は小説でキネティック版にはなかった描写やらキャラの心情が多分に追加されているので、小説版とキネティック版はファンならどっちも読んで、やって損ないなと思えましたマナガとマティアの出会いから、お互いを求めていくまでの流れ、そして終盤のマティアの感情の発露にはしんみりしつつも心にじわっときて、とてもいい話でした2015/12/21
cgatocairb
1
B出会い編。ティグレアとネガミがいい。2013/07/17
桜乱
1
マティアとマナガ出会いの物語。”死”を望み受け入れるほどの絶望を抱いたマティア。思い出せば傷つくから沈み込ませた”思い出”をマナガが真直ぐに向き合い思い出させる。 ブルース・ハープを渡すシーンは泣けたー、って書きながら泣けてきたー。+゚(゚´Д`゚)゚+。 時々マナガが思い出す”過去”にイロイロトヒントがあったり。2011/08/26
まろん
1
主にマティアの過去編。クララだった。2009/10/24
海老庵
1
マティアとマナガの深い絆の原点を描く過去編。絶望と再生の物語。ここで語り尽くされる事のなかった真相は次巻へ持ち越しとなったけど、どんな形で決着するのか各色の中でも黒が一番楽しみになってきた。2009/08/25