内容説明
2009年、F1マシンは大きく変わりました。競争がより熾烈になるよう、レギュレーションが大々的に変更された影響で、フロントウイングは乱流の影響を受けにくい形となり、リアウイングも幅が大幅に狭められました。複雑な形だったマシンの側面はシンプルになり、スリック(溝のない)タイヤが復活しました。そしてエコの時代を反映したKERS(運動エネルギー回生システム)の登場…。最新のF1事情を徹底解説します。
目次
第1章 性能―なぜ驚異的な速さで疾走できるのか
第2章 エンジン・駆動系―リッター当たり300馬力のモンスターを解剖する
第3章 車体構造―鋼より強くアルミより軽いカーボンファイバー
第4章 空力―目には見えない空気の力を味方につける
第5章 足回り―ビッグパワーを路面へと伝える仕組み
第6章 安全性―1994年以来「死亡事故ゼロ」のワケ
第7章 マシン開発・レース戦略―日夜繰り広げられるコース外での戦い
著者等紹介
桧垣和夫[ヒガキカズオ]
1951年、石川県生まれ。1975年、北海道大学工学部機械工学科卒業。同年、二輪車メーカーに入社し、レーサーや市販バイクの研究・開発、設計を担当。1985年に退職、その後はおもに自動車関係の著述に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
3
流れで、又読みました。2016/02/17
文章で飯を食う
3
うーん。モータースポーツ最高峰のF1も、ちょっと商業主義に走りすぎでは。2010/11/25
風鈴
2
久し振りに見掛けたので、再読しました。もう12年も経つので2022年バージョンも読みたい。 2022/05/28
keiichi519
2
F1のレギュレーションはガチガチだった。空力の分野は大変興味深い。グランツーリスモのフォーミュラカーが、他のクラスの車に比べ明らかに不自然な曲がり方をしていたのだが、やっと合点がいった。2012/06/30
風鈴
1
少々古いけど、科学系は気楽に読めて、良い気分転換。2021/12/20