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内容説明
新進気鋭の音楽家にして、神曲楽士のダン・サリエル。世間でその才能は高く評価されているものの、性格はといえば、傲岸不遜で傍若無人、唯我独尊な俺様―である。そんな彼がある日、一柱の上級精霊コジと出会った。この精霊がいたく気にいったサリエルは、珍しく自ら契約を申し出たのだが、すげなく断られてしまうのだった。意固地になったサリエルは、なんとか彼と契約を結ぼうと計略するのだが…。表題作のサリエルと、コジ、アマディアの出会いを描いた『ダン・サリエルと白銀の虎』ほか、全4作品を収録。サリエルの華麗な名演をご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろりん
5
まだ読んでなかった、安定のあざのん。ポリフォニカという事でどういう話になるのかなと思っていましたが、ちゃんと面白く、ホロリとさせつつ、キャラも好きにさせてくれる、さすがあざのん。サリエルのキャラがいいですね、表面的には俺様でどうしようもないやつに見えなくもないけど、読み進めるうちに可愛く思えてしまった。音楽家としての苦悩をかかえていて、決して天才ではない。小説だと圧倒的才能を持っているのがメインキャラになりそうですけどね。モモも可愛いし、コジも最後の話は笑ってしまったw虎のはずですよね…?2014/06/18
じお
3
★★★★★ 再読。新進気鋭の天才音楽家にして神曲学士のダン・サリエルはいつもの公演を終えた後に虎の姿をした上級精霊と出会うのだった、ポリフォニカワールドの音楽小説第1巻。何度か読み返しているが面白い、ポリフォニカは名前程度しか知らないけども、一つの独立した作品として楽しめる。個性的なキャラに軽妙なトークとセンスの良いユーモア、あざのん節が堪能できる良作。皮肉屋で天邪鬼の毒舌家だけど音楽に対しては純粋な思いがあるサリエルは実に良いキャラ。音楽小説としても読み応えがあり、未読のあざのんファンは是非読んでほしい2020/04/29
tabuchi3
2
ダン・サリエルシリーズ、通称「銀のポリフォニカ」の1冊目。神曲楽士ではなく芸術としての音楽家(神曲楽士の資格は持ってる)が主人公のシリーズでは変わった作品で、他の作品とは違った角度からポリフォニカの世界が見て取れます。2013/09/13
きーみん
2
モモがかわいくてけなげ。サリエルが自分の中の葛藤を、どう解決していくのか楽しみ。2009/12/20
しゅゆ
2
ポリフォニカシリーズは初めて読みますが、これは軽くて読みやすいです。芯の部分は奥が深いのかもしれませんが。出来る人の苦悩というか。キャラクターがどれもたってていいですね!2009/12/04