内容説明
アメリカで注目を浴びるペルソナ手法を日本向けに変換+Webサイト構築に応用したテクニックを解説。ペルソナの価値だけでなく、ペルソナ作成後の具体的なデザイン方法についてケーススタディを通じて紹介します。
目次
概要編 なぜユーザー中心のデザインなのか?(デザインの問題を特定する;ペルソナ/シナリオ法とウェブデザイン;ユーザー中心デザインの方法)
実践編 ユーザー中心のデザイン(体制作りと基礎体力作り;デザイン問題を定義する;ユーザー行動の観察と問題理解のためのデータ収集;ユーザー行動の分析と統合 ほか)
著者等紹介
棚橋弘季[タナハシヒロキ]
1968年生まれ。株式会社イード・ユーザーエクスペリエンス部において、プロダクトおよびウェブサイトのデザインに関するリサーチ&コンサルティング業務に従事。株式会社ミツエーリンクスでのウェブサイトの企画、戦略立案の業務を経て、2008年2月より現職。ユーザー調査、ペルソナ/シナリオ作成、ユーザーテストなどを通じて、クライアント企業のユーザー中心のデザインを支援している。ペルソナデザイン・コンソーシアム理事。情報デザインフォーラム・メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
boya
2
ウェブとUCDのプロジェクト実践書。認知科学やHCDの基礎理論を交えた概要編は、他分野のデザイナーにとっても興味深い内容だろう。日本の伝統的デザイン文化論の章は、とくに棚橋氏らしさが出ていてよい。 実践編はかなり専門的だが、とっつきにくくはない。2014/03/15
hori-chan
1
ずーっと読もうと思ってたが、近くの図書館になかったので、購入して読了。買ってよかった。 これまで学んできたことが体系的に整理されているし、日本の伝統との関連も言及されていてよかったす。 人によっては冗長感を感じる人もいるかもしれないのだが、大切なことは繰り返し何度も触れてくれるスタイルは個人的には好みです。2016/01/17
真名
1
自作アプリ?を試みていて、その参考になるかと、たまたま図書館で見つけたので読んでみた。ここまでやる?と思ってしまうほど綿密にユーザー像=ペルソナを想定し分析し、仮説検証のサイクルを回していくスタイル。一人で考えない、議事録をとる、チームでコンセプトなどを共有する、というのは私の実感にも合っていた。読み飛ばしてしまったが、社会学や心理学、伝統文化などにも言及していて、そのあたりはおもしろそうだった。2014/10/06
kotaoue
1
もうちょっとちゃきちゃきまとめれるような気もしたけども、内容は面白いよ2009/04/21
p-nix
1
文章くどいけど押さえておくべき分野2008/11/19