サイエンス・アイ新書<br> 17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!

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サイエンス・アイ新書
17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797342581
  • NDC分類 486.5
  • Cコード C0241

内容説明

北アメリカで、17年や13年のサイクルで大発生する周期ゼミ。この周期ゼミの謎を解き明かし、生物界を“あっ”といわせた著者が、仮説やモデルを使った検証をもとに、周期ゼミ(素数ゼミ)の全貌を解き明かす本書は、生物進化についても衝撃的な展開が盛りだくさん。「生き残るための条件とは?」「メイトチョイスとは?」など、生物好きを夢中にさせること間違いなし。

目次

プロローグ セミの大発生に街は大騒ぎ!
第1章 日本のセミと素数ゼミの違い
第2章 素数ゼミの秘密に迫る!第3章 素数ゼミを追って!
第4章 素数ゼミの謎はどこまで明らかになったか
第5章 進化の歴史とムシの多様性
第6章 メスの「オス選び」と種分化の歴史
第7章 素数ゼミの秘密はどうして解けたのか

著者等紹介

吉村仁[ヨシムラジン]
1954年神奈川県生まれ。ニューヨーク州立大学環境科学林学校大学院修了。Ph.D.。ブリティッシュ・コロンビア大学、デューク大学、インペリアルカレッジ個体群生物学研究センターの研究員などを経て、1997年から静岡大学工学部に。現在は、同大学創造科学技術大学院教授。ニューヨーク州立大学環境科学林学校教授と千葉大学海洋バイオシステム研究センター客員教授も兼任。専門は数理生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文章で飯を食う

8
再読。中身をほとんど憶えていない事に驚く。2016/02/18

文章で飯を食う

7
前に、素数のほうが天敵や寄生虫と巡り会う機会が少ないからと何かで読んだ記憶がある。ところが、この本では他の周期のセミと交雑すると、子供が地上に出てきた時に、異性に巡り会えない悲劇が起きるとか。素数じゃ無い周期のセミは、他の周期のセミと交雑しやすく、少なくなり始めると級数的に減っていくのだとか。氷河期の進化に及ぼす影響とか、アメリカ、ヨーロッパの種の少なさとか、おもしろい話がいっぱい。最前線は熱いぜ。2013/08/05

北山央晃

6
面白くて堪らない。宇宙論や素粒子論もワクワクするが、謎を解明していく楽しみは身近な虫の世界にだってある。博物学的アプローチが生物学の手法だなんて認識は古いのかな。セミの繁殖周期の謎に迫る鍵は遺伝学、地理学、数学、そして情熱にあった。2013/04/21

nori

5
I am afraid to believe simply what author said. If such mechanism is common phenomenon in process of evolution, there should be other examples of other animal especially among primitive structure. Mutation for his understand is also questionable.2019/09/24

Sally

3
17年と13年周期のセミが残っていった過程も面白いですが、それ以上にこの長い周期を追いかけ続けている研究者の方たちの熱意がすごいです。北米、欧州などと比較して、日本はムシの多様性が圧倒的な理由、日本のムシの鳴き声がメロディアスで個性的な理由などもわかりやすく解説されていて、数理生態学入門にピッタリだと思います。2014/02/26

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