サイエンス・アイ新書<br> 心はプログラムできるか―人工生命で探る人類最後の謎

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サイエンス・アイ新書
心はプログラムできるか―人工生命で探る人類最後の謎

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797340242
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0240

内容説明

人工生命の研究で、生命の長い進化の歴史をコンピュータで再現するには、進化をデザインしたり、理解できる豊かなイマジネーションが重要です。本書は、人類最後の謎といえる“心”を解き明かそうと、著者が夢中で取り組んできたビックリするようなアプローチを取り上げます。

目次

第1章 蟻たちの真似をして儲ける話
第2章 進化の力を借りてアートを創る試み
第3章 デジタル生命で進化を研究する時代の到来
第4章 人工生命というムーブメントの本質
第5章 利己的であるからこそ利他性が生まれる
第6章 進化と学習が生む生命と心
第7章 暗闇で不安そうに動くロボット
第8章 計算機の中で心を進化させる
付章 計算機の中で心を進化させる
おもしろロボットFile

著者等紹介

有田隆也[アリタタカヤ]
1960年、東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科計数工学修了(工学博士)。1994年、名古屋大学情報文化学部助教授を経て、2003年同大学教授。同大学大学院情報科学研究科教授(情報文化学部兼務)。専門は人工生命、複雑系科学。とくに人間の心の起源や進化ダイナミクスに興味をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

虎馬

3
タイトルで損をしている。デジタルコンピュータによる人工知能の可能性を検討するということにとどまらず、知能という現象の本質を具体的な実験事例を紹介して考える。非常に面白く示唆に満ちた本。読みやすく得るところの多い秀作。2010/12/08

すいみん

2
心ってよくわからないから外から見たら心があるっぽい挙動のロボット造ろうか。ここに至るまでに著者の研究分野に関して記述が多く結局プログラムできるのかどうなのかわからん2015/12/10

寝子

2
アリの餌集めのロジックで最短経路問題の近似解を求めるところが面白い。それにしてもアリというかアリの社会凄し。2013/08/19

haruki

2
こころは、難しい。いろんな試みがされているんだなぁ。人の起こす全てのことをプログラムしても心にはならない2012/09/10

yuyu_de_gozaru

2
その発想はなかった!って感じやった(笑) いわゆる人工知能と言えば,人間っぽい振る舞いをするプログラムのことを指しがちだけど,結局,猿真似で終わるんだよね,そういうのって.でも,人工生命の発想は,複雑すぎる人間の心理の一部以外を全部捨象して,今調べたいところのみ残して,その部分に関する想定され得るメカニズムをプログラムする形を取る.そうすることで,その一部分のみに関しては,世代交代をシミュレートすることで様々な様態が明らかになる.研究として,何でもアリな感が拭えないが,これは真似したい.面白かったw2011/07/27

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