内容説明
変化の激しい時代には、自分のキャリアの将来像を明確に描くことは不可能だ。キャリア構築は予定通りにはいかない。本書は日本のビジネスパーソンに向けたウォーニング（警戒警報）であり、キャリアをめぐる環境変化の激しい時代、自分で自分の人生を切り開く方法論の解説書でもある。
目次
序章 キャリアショックはある日突然やってくる
第１章 成功のキャリアか幸せのキャリアか
第２章 キャリアを切り開く人の行動パターン
第３章 キャリアを切り開く人の発想パターン
第４章 人生支配の代償だった雇用保障
第５章 知的資本経営のできない会社は生き残れない
第６章 明日から取るべき五つのアクション
著者等紹介
高橋俊介［タカハシシュンスケ］
１９５４年東京生まれ。７８年東京大学工学部航空学科を卒業し、日本国有鉄道に入社。８４年米国プリンストン大学工学部修士課程を修了し、マッキンゼーアンドカンパニーに入社。８９年世界有数の人事組織コンサルティング会社である米国のワイアットカンパニーの日本法人ワイアット（現ワトソンワイアット）に入社。９３年同社代表取締役社長に就任。９７年７月同社を退社、個人事務所ピープルファクターコンサルティング設立。２０００年５月より慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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黒頭巾ちゃん
15
会社内での身の置き方についての内容です 要は以下の2点 １、差別化 ２、希少性 そして、誰かの後追いをするのではなく違うことに精を出すことが大事だといっています。 世の中の流れが速いので、計画的にキャリアチェンジをすることは不可能だといっています。 漂うがごとくですね（＾＿－）≡★2011/05/17
さっちん@顔面書評
9
2000年に書かれたキャリア関連本の文庫版です。 私は2003年に社会人生活をはじめましたが、その時代に既にこう言う考え方が世の中で発信されていた事に驚きました。 新卒で入社した会社は会長、社長の意向が強く、ガラパゴス諸島のように独自進化を遂げた会社でした。「会社の倫理」を強力な同調圧力で押し付けてくる会社でしたので、限界を感じ、昨年、退社しました。 転職先の会社は「職業倫理」が今の自分にマッチしていて、とてもやりがいを感じます。 この本を読んで就職する際、職業倫理は重視すべきポイントと再認識出来ました。2021/04/07
アイス１億円
6
人生ずっと自分と向き合っていないといい選択はできないと感じました。しんどいときもあるけど自分の本当の心を掴まえておくことは大事なんですね。できるかどうかはべつですが、そのための努力をすることは可能です。2017/03/04
むく
5
説得力ある文章でぐいぐい読まされてしまう。実は数年前に偶然手に取り、当時は価値が分からずに挫折。その後、棚に眠る本書の存在を思い出して一気に読んだ。つまり今の私にはこのテーマについて学びたいという強い動機があるわけで。スキルではなく、動機に基づいたキャリア選択をすること、という論には大いに同意。偶然を必然化することを肯定しているところも好き。現代に限らず、そしてキャリアに限らず、人生とは先読みできないもの。その前提にたって自分自身の生き方をどう選択していくのか。そういうことを考えさせられる。2012/05/06
シカマル
4
良い刺激が得られた。自分はどうしたいのか、どうなれば幸せと感じられるのか。考えさせられる内容だった。運は必要だが、チャンスを掴むのは日々の積み重ねなんだと改めて思った。2014/03/07
