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編集長を出せ!―『噂の眞相』クレーム対応の舞台裏

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797333428
  • NDC分類 051
  • Cコード C0295

内容説明

伝説のスキャンダル・ジャーナリズム雑誌『噂の眞相』。同誌は、満身創痍と形容するくらいトラブルや抗議の事例に事欠かなかった。その編集発行人として、内容証明や配達証明の通知、民事・刑事告訴を受け続けた著書によるトラブルシューティング術。当時の舞台裏エピソードを織り交ぜながら、クレーム対応の心得とテクニックを伝授する。読み方によっては、もうひとつの『噂の眞相』25年のトラブル裏面史でもある。

目次

第1章 『噂の眞相』人間ドラマ裏面史篇(最初の抗議電話一本の対応からすべての「人間ドラマ」が始まる!;「編集長を出せ!」という抗議には権威主義の発想が圧倒的に多い! ほか)
第2章 誌面で批判した有名人たちの反撃篇(沈黙を守りながら満を持した林真理子の興味深い「最後っ屁」のやり方;人気コラムニスト・中野翠のユーモア溢れる抗議とその後の絶縁のきっかけ ほか)
第3章 読者・取材者・警察とのトラブル篇(一風変わった『噂眞』読者が引き起こした面白トラブル劇;病んで妄想を募らせた女性読者たちのハプニング的行動の数々 ほか)
第4章 東京地検から大物政治家まで全面闘争篇(「和久・西川」のふたつの記事に対して東京地検特捜部が異例の併合起訴!;東京地検特捜部の権力乱用に対抗した『噂の眞相』の互角の闘いの軌跡 ほか)
第5章 右翼の総攻撃で学んだ究極のクレーム対応篇(マスコミ業界内の「噂眞」協力者との馴れ合いを排した付き合いの重要性;かつては蜜月関係にあった協力者の有名夕刊紙記者となぜ決別したのか ほか)

著者等紹介

岡留安則[オカドメヤスノリ]
1947年鹿児島県生まれ。法政大学卒業後、『マスコミ評論』を創刊。その後、79年『噂の眞相』を編集発行人として立ち上げ、25年間、スキャンダリズムを追求し、独自の地歩を築く。数々のスクープを世に問うが、04年3月をもって黒字休刊に踏み切る。現在、朝日ニュースターで「TVウワサの眞相」のコメンテーターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

16
取材対象が生身の人間であり、内容が過激なものであればあるほど、反響(反撃)も大きくなる。文壇ネタもあったということだが、この雑誌にしかできなかった部分もあるのだろう(勘弁してほしいが)。要は人間性と利害関係ということなのだろうか。2014/02/03

じむくろうち

1
この本を貫いているのは、批判に対してヒステリックに対応する人、組織は一流でないということだ。批判されるのはその人、組織がなんらかの影響力を持つからだ(時には国家権力というものすごい力を持つ)。過去の歴史をみても、今のいくつかの独裁国家をみても、批判に寛容でない国家は必ず道を踏み外す。安倍政権はそうした道を歩んでいる。歴史から学ぶ力がないのだ。忘れがちだが、同じ土俵に立てない人に正論は通じない。筆者のようにしたたかな対応が必要ということがよく分かった。2016/03/02

1
宅見と家田2014/06/02

にがうり

1
2004年に黒字休刊した「噂真」元編集長のクレーム対応戦記。予想を裏切らない海千山千。この手の雑誌とは「遠巻き」の距離を保っていますが、本になると読みたくなります。さすがの実名入りで(一部匿名もあり)、とくにタブーとされる作家たちのネタにのぞき見精神がくすぐられます。2006年の発行ですが、出版大不況、電子化の波で大揺れの出版業界において、すでに歴史を感じさせる面も。早々に勇退を決めて沖縄に移住した岡留さん、さすが時代を読む目があります。2010/11/24

hirofumi

0
仕事からクレームを受けることも多いので、その対応策として参考になる。かつ、「噂の真相」の編集長の本なので、こぼれ話がめちゃくちおもしろい。やっぱりエゲツない週刊誌は必要だわー2015/10/02

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