Serica books<br> サンタクロースの秘密

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サンタクロースの秘密

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  • サイズ B6判/ページ数 110p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796701952
  • NDC分類 386
  • Cコード C1039

内容説明

「火あぶりにされたサンタクロース」C・レヴィ=ストロースと「幸福の贈与」中沢新一が人類の祭りクリスマスの謎にせまる思想のプレゼント。

目次

火あぶりにされたサンタクロース
幸福の贈与

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

15
秋から冬へ生命が衰え死者が訪れる季節の中のハロウィンやクリスマスは死者を慰撫する祭りであり、子どもたちへの贈物は死者への贈物であり、子どもが死者の代理であるという指摘が面白い。子どもは未だ通過儀礼を経ず、共同体の辺縁にあって半ばあの世にいる。たいていの贈物は互酬的、つまり返礼を期待するが、子どもへの、つまり死者への贈物は返礼を想定しない。贈物を通して死者と交信し、存在しない者に語りかけることそのものに意味がある。欧州は長く厳しい冬が死者の季節。日本でお盆や怪談など夏が死者の季節なのと対照的。2015/07/30

こひた

5
サンタ火あぶり事件の周辺読み本。最近「GHQガー」陰謀批判を読んだばかりで,仏の方でも「マーシャル・プランガー」やってたのは草だし贈与論ともろな関わりで面白い。カチナ等「大人と子供の通過儀礼」から「彼岸と此岸(ライズヘル)」の対比掘り起こし,ローマ期サトゥルヌス祭の偽王,混乱王→喜びの司祭等に変化(直訳な司祭名も多)→ペール・ノエル,怨霊や荒ぶる神から信賞必罰神,恩寵神に変化。構造としては若者組が衰退し大人・(若者)・子供の3→2極構造と狂気の低減へ。供犠としての食べ物とプレゼント。クリキャロルの亡霊。2022/10/29

Umegaki Sayako

2
サンタクロースが誰なのかわかります2013/11/26

志田健治

1
ぜひ、小学校の図書室に置いていただきたい。2012/01/15

古青

0
クリスマスのハッピーな面だけを信じている人から見たら、非常によがった見方の本だ思います。しかし、現実に当てはめてみるとその通りな事ばかり。世界は歪んでいます。物事の後ろに存在する事実を受け止め、肯定的な視点でこれからのクリスマスを各々が独自に作って行けたらいいですね。2013/01/10

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