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おやすみラフマニノフ

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796679015
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第8回『このミス』大賞受賞作家の第2作目です。秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室の空間で保管されていた、時価総額2億円のチェロ・ストラディバリウスが盗まれてしまう……。果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフやチャイコフスキーなどの名曲が、情熱的に、力強く描かれるなか、天才ピアニストにして臨時講師・岬洋介が鮮やかに事件を解決する!

内容説明

秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室で保管されていた、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれる。脅迫状も届き、晶は心身ともに追い詰められていく。さらに彼らの身に不可解な事件が次々と起こり…。メンバーたちは、果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」がコンサート・ホールに響くとき、驚愕の真実が明かされる。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。花園大学文学部国文科卒業。第8回『このミステリーがすごい!』大賞にて大賞受賞、2010年1月『さよならドビュッシー』(宝島社)にてデビュー。現在会社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

320
「ファイト・オア・フライト」この言葉を知ったのはかなり昔の『ゴルゴ13』だった。「災い人を選ばず。でも、その災いにどう対処するかは人が選べる。逃げるか、それとも闘うか」玄太郎爺さんの言葉を始め、あのプチ子・ヘミングこと下諏訪美鈴など『さよならドビュッシー』とのリンクが楽しい。ミステリーとしては???だが、演奏シーンの描写には、ますます磨きがかかった感有り。豪雨から避難した体育館での岬ピアノ&城戸ヴァイオリンは圧倒的臨場感。そして演奏会でのラフマニノフ。「あなたの胸に届くだろうか。これがボクの声だ」→2013/04/02

ダイ@2019.11.2~一時休止

281
岬洋介その2。前作を踏まえると犯人はバレバレじゃんと思っていたがちょっと捻ってあって安心。2014/07/23

takaC

226
話は面白かったのですが、残念ながら音楽部分のよしあしは自分には良くわからないのでした。2016/01/04

よむよむ

222
前作よりミステリー度はグッと抑えてあるけど、音楽度が高まっていると感じました。避難所の場面では、読みながら力が入り(映画「北京バイオリン」思い出しちゃった)、ラフマ№2の場面ではCDを聴き、ウルウルしながら読みました。岬先生の魅力全開ですね。前作とのさり気ないリンクもなかなか良かった。プチ子ヘミング(ナイスネーミング)いいじゃん!密室トリックはちょっとお粗末かな。ラストもいまいち・・・でも良作だと思います。『音楽は職業ではない。音楽は生き方なのだ』2010/12/08

まちゃ

217
愛知音大の定期演奏会での学長・柘植彰良のラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番の演奏を妨害しようとする事件を臨時講師・岬洋介が解決するミステリー。ミステリー要素は少ないですが、これでもかという怒濤の音楽表現。文章でよくこれだけ音楽が表現できるなと感心します。岬洋介の温かい人柄に好感。2015/05/01

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