出版社内容情報
第7回『このミス』大賞受賞作 翻訳家・評論家 大森望氏大絶賛! 「今日から俺たちは屋上部だ」屋上の平和を守るため、高校生たちが立ち上がる! 通り魔、ストーカー、殺し屋…屋上部が追う怪事件はすべてつながっていた!?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
財布にジャック
86
設定、キャラクター、会話、スピード感、ミステリー要素と、どれをとってもかなり良かったです。ただ、ちょっと欲張りすぎな気もして、もう少し自然な感じでも充分傑作だったのではと惜しい気もします。屋上部の部員達の大活躍が小気味良かった上巻ですが、最後の方で事件がだんだん深刻化の様相を呈してきたので、下巻が心配でなりません。2011/09/04
はらぺこ
63
友人から「伊坂が好きやったら」って事で貰った本。 テンポが良くてスラスラと読めるので上下巻にせず1冊の方が良かった思う。読むペースが速い人やったら上下巻揃えて読まな一日に二度書店に行く羽目になる気がする。 まだ上巻だけですが好きな感じです。ただ、国重の頭がリーゼントやから高橋ジョージを想像してしまう訳やないねんけど、何と無くオッサンを想像して読んでしまう。口調と言うか何と言うか分からんねんけど自分の中では若手イケメン俳優達に混じって佐藤浩市が高校生役をしてる感じ。2011/11/28
@
51
テロによって世界の平和が脅かされてる中でも、高校生の彼らにとっての問題は、恋や地元の噂だったり、そんなところでしょう。しかしあれよあれよという間に、殺し屋探しや銃の持ち主探しなんてものが転がり込んできて、さぁ大変。屋上部の運命はいかに?!全体的な雰囲気はどこか伊坂さんに似ていますが、波瀾万丈の青春高校生物語?みたいな感じで、これはこれで楽しめます。上巻では様々な伏線が散りばめられましたが、下巻ではこれをどう回収していくのでしょうか。楽しみです。2014/07/01
有
47
ミサイルが飛んでくるかもしれなくて、コメンテーターは暴言だらけ、それでも日常とやらは過ぎていく。恋も事件も都市伝説も、屋上の平和を守るためならば闘うのだ!軽快に動き回る彼等は会話も軽妙。次から次へと、屋上部の仕事は尽きません。ぼんやり読んでいたつもりが、いつの間にか引き摺り込まれていた。様々な問題を抱えたまま、何処にたどり着くのだろう。伊坂作品の匂いは確かにするが、それはそれ、これはこれ。どうあれ面白いのである。好きだなこういうの。下巻も彼等を見守ります。2012/04/12
射手座の天使あきちゃん
47
美術科の少女、不良、恋するウォッチャー、自殺志願者 屋上に集う4人の高校生、ここにテロリスト(世界情勢)やらストーカー・殺し屋まで登場、はたしてこのドタバタ劇の展開は・・・ 面白そうな予感はありますが、ちょっと具沢山すぎません!?(笑)2010/03/06