憚りながら

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796675475
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

伝説の山口組武闘派組長が、その半生と哲学、事件・引退の真相を語る〈衝撃〉の単行本!
かつて伊丹十三監督・襲撃事件などで日本社会を震撼させた武闘派団体・後藤組の後藤忠政組長。08年10月に山口組を電撃引退し、翌年には天台宗系の浄発願寺で得度(得度名=忠叡)。日本中をあっといわせたのは記憶に新しい。それから1年……財界・政界にも大きな影響力を発揮し、山口組の直参として、日本の深層を生き抜いた後藤忠政とは、いかなる人物なのか?
本書は、半年にわたる延べ50時間のインタビューを構成したもので、これまでその人物像が明かされることのなかった伝説の組長の生い立ち、静岡県富士宮を舞台にした愚連隊時代、山口組直参昇格、竹中正久4代目の思い出、山一抗争、伊丹十三襲撃事件、孤高の民族派・野村秋介との交友、企業社会への進出、政界との交流、武富士との攻防、山口組引退の真相、そして自身の人生哲学から女性哲学までが、たっぷりと語られる。激動の半生を送ってきた人物が語り下ろす、今年、注目度ナンバーワンのノンフィクション!

内容説明

得度から1年―伝説の組長はなぜ、山口組を去ったのか?生か死か?怒濤の生き様。

目次

血筋
富士宮愚連隊
イケイケの時代
創価学会との攻防
山口組直参
生涯の友・野村秋介
東京進出
バブルの勝者
政界の品格
渡米肝移植
引退の決意
得度

著者等紹介

後藤忠政[ゴトウタダマサ]
東京市荏原区に出生。本名・後藤忠正。元山口組後藤組組長。2歳で静岡県富士宮市に疎開して以降、同地で育つ。1984年四代目山口組直参。山一抗争を経て89年に五代目山口組直参、2002年同若頭補佐。05年六代目山口組の舎弟に直る。08年10月引退。09年4月8日神奈川県の無常山浄発願寺にて得度。得度名は忠叡(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

22
昭和のヤクザ、活動家、右翼、総会屋、事件屋といった稼業について書かれた回顧録のような本でした。知らない世界の話は面白いもので、昭和の頃に横行していた稼業の生き様、帰しざまが興味深かった。最終的には、昔はもっと気骨があったと、そんな感じになるものの、時代が違うといえばいいのか、それを気骨と呼ぶならそうだと納得するような迫力がありました。しかし、相当の人物名が飛び交うので大変面白い本でした。2015/10/28

yumiusa

15
【購入】池田大作との関係を詳しく知りたかったので、読んだ。それにしても、とても憚っているようには感じなかったんですが(苦笑)2015/10/08

つゆき

13
元伝説の組長が引退し、得度して一年経過。半生というか、生き様を語ったインタビューをまとめたのが本書。登場する団体、政治家、著名人がほぼ実名なので、妙なリアルさを感じた。憚りながら語ってこの内容・・・濃い、濃すぎる!興味深い内容が多くて一気読みしてしまった。日本の歴史の裏側を垣間見たような気がする。後藤氏の実像が徐々に浮かび上がってくるような構成、響くエピソードの数々、読んで良かったと思える一冊。2010/06/22

眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

11
読み進めるうちに知っている事件がぼろぼろ出てくるのにビックリ 当時はまだ子供だったからわからなかったけど、こういった事情もあったのですね 今はなくなりかけている任侠道みたいなものを持ってるんでしょうね 悪いことをしても、なんだかんだ人が周りに集まるのは、結局は人としての中身があるからなのでしょうね 仏門に入るときの僧侶の方には脱帽!!2010/11/15

猫村さん

10
★★★☆☆ Amazonでじわじわ売れ続けている本。後藤氏のヤクザ哲学が熱く語られていて、大変興味深い内容でした。ヤクザの世界では男としての心意気、組のために身を捨てる覚悟、そういうのが重要視されるんですね。今の時代、ヤクザではなく半ヤクザやチンピラが増え、筋の通ったヤクザも同類と見なされるのはちょっと不憫だと思った。島田伸介が、ガンボジアに作った学校は廃校になったのか、しかも、迷惑がられてたのか、驚いた。2010/09/13

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