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宝島社新書
「押し紙」という新聞のタブー―販売店に押し込まれた配達されない新聞

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796673662
  • NDC分類 070.18
  • Cコード C0236

内容説明

数千万部を誇る巨大メディア水増しのトリック!政界、世論を支配する権力メディアの恥部。

目次

はじめに―新聞のブラックボックスへ
第1章 朝・毎・読―没落の真相
第2章 欺かれる広告クライアント
第3章 「押し紙」が支えてきた新聞ビジネス
第4章 水増しされる折込チラシ
第5章 NOと言えない販売店
第6章 誰も書けなかった「新聞拡張団」
第7章 部数至上主義と世論誘導
第8章 政界工作の大罪

著者等紹介

黒薮哲哉[クロヤブテツヤ]
1958年、兵庫県生まれ。Webサイト「新聞販売黒書」の主宰者。フリージャーナリスト。1992年、「説教ゲーム」(改題:バイクに乗ったコロンブス)でノンフィクション朝日ジャーナル大賞「旅・異文化」テーマ賞を受賞。98年、「ある新聞奨学生の死」で週刊金曜日ルポルタージュ大賞「報告文学賞」を受賞。98年から99年にかけて、読売新聞社や同社の法務室長個人から3件の裁判を提起され、現在、係争中。読売の裁判攻勢に対して、言論弾圧との観点から損害賠償訴訟とジャーナリズム活動で対抗している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

24
既得権益にあぐらをかきつつ、組織だった詐欺をしているように感じました。新聞講読者が減り続けているのも致し方ないと思いました。2024/01/25

やまやま

9
時間を遡って著者の「押し紙」に関する著書を読んでいますが、押し紙の構造そのものに関する部分は、本書が一番わかりやすいと感じました。一方、既に廃れてしまった新聞セールスなどの話は回顧談として受け止められます。独占禁止法(再販制度)に関する新聞と政治の動きについて述べていますが、他の本でも同様の内容です。(読みやすいという意味では本書でしょうが、もう時代が過ぎてあまり臨場感がないかもしれません。)まあ、どれか一つ読まれれば事情は概ね把握できると思います。2020/01/30

あらあらら

7
なんかむかついた。そもそも新聞なんて信頼してないから、とってない。広告代理店も同罪2014/11/14

Taizo

6
2009年の著作。著者はフリージャーナリストで長年新聞業界の闇を取材してきた経歴を持つ。内容は「押し紙」と呼ばれる新聞業界の闇について。新聞業界が発表している「発行部数」は必ずしも「配達している数」と一致せず、およそ3割程度が配られることなく、剰余分は販売店(新聞を配るお店。新聞社とは独立した法人。)積まれ処分されている、らしい。というのも、刷れば刷るほど、広告収入が上がり、新聞社も販売店も儲かっていたから。このようなビジネスモデルは限界があるので、自己変革をしていこうぜというのが著者の主張。2021/10/31

ERNESTO

6
新聞販売店で、配達されぬまま古紙回収に回されるが、新聞社にとっては販売部数に数えられる、水増しの「押し紙」。  これは著者によると、宅配全ての業者で平均3~4割あるという。  販売店は、押し紙の分も新聞社に仕入れ代金を支払う。  それを拒もうものなら、新聞の供給を止められ、廃業へと追い込まれてしまう。  沖縄タイムスのような良心的と思われる記事を掲載している新聞社でもそれは行われている。  2013/04/07

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