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宝島社新書
農協の大罪―「農政トライアングル」が招く日本の食糧不安

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796667203
  • NDC分類 611.1
  • Cコード C0261

内容説明

誰も書けなかった聖域のカラクリ。JA農協、農林族、農林官僚…「護送船団」の延命と引き換えに、危機に瀕する日本の食料安全保障!自給率はさらに激減する!元農林官僚からの警告。

目次

第1章 「汚染米横流し事件」の背景
第2章 保護なしでは「GDPゼロ%」の日本農業
第3章 誰が日本の農業を衰退させたのか?
第4章 農協の台頭と「大罪」
第5章 農政トライアングルとは何か?
第6章 農協、農林族議員、農水省の「壁」
第7章 揺らぐ農協
第8章 農政が脅かす「食料安全保障」
終章 強い農業を築くためにするべきこと

著者等紹介

山下一仁[ヤマシタカズヒト]
1955年岡山県笠岡市生まれ。77年東京大学法学部卒業、同年農林省入省。82年ミシガン大学にて応用経済学修士、行政学修士。2005年東京大学農学博士。農林水産省ガット室長、欧州連合日本政府代表部参事官、農林水産省地域振興課長、農村振興局整備部長、農村振興局次長などを歴任。08年農林水産省退職。同年経済産業研究所上席研究員、東京財団上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

84
画数の多い漢字が多くてちょっと読みにくかった。でも、カロリーの低い作物(野菜・果物・花卉)などは比較的自由に取引されていて、カロリーの高い作物(米・麦)などは、ずっぷりズブズブにハマっていることは再認識できた。2015/04/23

vinlandmbit

27
古本屋で購入。とある研修で農業をテーマとすることとなり手に取った一冊。農協の役割、存在の大きさをこれまで分かってませんでしたが、良くも悪くも時代の流れと共に変化出来てるか否かが今に至ってるのかもしれません。2018/02/28

ちくわん

8
2009年の本。戦後の農業政策により、現在の日本の農業がどのようになっているかを解説。「やはり」というのが正直な感想。「農協(JA)」という穏やかそうな組織のからくり(支配)。ただ、実現は極めて困難なのかもしれないが「水」という世界でも希なくらい恵まれている資源を活かして、米の「輸出大国」に大変身できないものか、身近から見直したい。2019/04/21

柏もち

6
農協には元々良いイメージがなかったが、更に悪くなった。著者が農林水産省にいたため、農政視点で農協・(農林族議員・)農水省を中心に、政治も絡んで日本の農業の問題についてよく書かれている。とくに農政の失敗がどう起ったかが詳細。本書を読めば、農業を犠牲に農家と農協の利益が守られていることがよく分かる。2016/03/17

shigoro

6
都心の1票が4倍にもなる地方の1票欲しさに兼業を優遇する族議員。優遇してもらうために族議員には逆らわず法案を作る農水省。1000万人の組員を抱え、数と金融で圧倒し、暴利を貪る農協。農業が衰えても農家は儲かるとゆう、訳の分からん仕組みを作る。さらに自分で食糧自給率を減らしつつも、食糧危機を訴えて、予算を増やすというマッチポンプ。いいかげん兼業より専業を優先させろって!! 2011/07/04

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